シリア北部で爆発48人死亡 ISの犯行か

シリア北部で爆発48人死亡 ISの犯行か
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内戦が続くシリアの北部の町で爆発物を積んだトラックが爆発し人権団体によりますとこれまでに48人が死亡しました。この町を支配する反政府勢力は過激派組織IS=イスラミックステートと激しい戦闘を続けており、ISによる犯行の可能性があるという見方が出ています。
シリア北部にあるトルコとの国境に近い町、アザーズで7日、爆発物を積んだトラックが裁判所の近くで爆発しました。
内戦の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますと、この爆発で、これまでに48人が死亡したほか、数十人がけがをしたということです。現地からの映像では、周囲の建物が大きく壊れ、爆発の威力のすさまじさがうかがえます。

シリアでは、先月末、アサド政権と主要な反政府勢力の間で停戦が発効し、いくつかの地域で衝突は起きているものの、停戦はおおむね維持されています。
今回の爆発についてこれまでに犯行声明などは出ていませんが、アザーズを支配する反政府勢力の自由シリア軍はトルコ軍とともに、停戦の枠組みから外れている過激派組織ISに対する軍事作戦をシリア北部で進め、激しい戦闘が続いています。
このため、今回の爆発はISによる犯行の可能性があるという見方が出ています。