《城南新報2017年1月6日付紙面より》
文化の殿堂、城陽市のランドマーク「文化パルク城陽」は5日から新年の業務をスタートさせた。
正面玄関横には、今年も真竹をアレンジした独創的な「正月飾り」がお目見えし、来館者から注目を浴びている。
ここ9年間は、文パルの指定管理者・公益財団法人城陽市民余暇活動センターの西山和彦総務部長(70)=寺田尺後=がこの飾りつけを担当してきたが、10年目を機に「作業を継承したい」と、若手職員にバトンタッチすることに。
今回の「正月飾り」は年末年始の最終休館日だった4日午前9時から午後6時ごろまでかけて、総務部の田中順也さん(30)、小森勇貴さん(37)と紅一点の有田里美さん、文化事業部の窪田慶さん(29)の4人で仕上げたという。
材料は松竹梅のほか、葉ボタン、センリョウなど。さらに季節の花々もあしらい「正月らしく華やかに整え、ますます文パルが大入りになるように」と、『寿』の文字を二重マスで囲う工夫も。
開館初日は恒例の新春名刺交換会が開かれたこともあり、多くの市民が若手職員の作品に見入り「お見事やなあ」と、しきりに感心。この大作は幅2・7㍍、高さ1・8㍍、奥行き2㍍のスケールで、これまでの西山部長の意思を受け継ぎ、細かな点まで丁寧に仕上げ、前面の葉ボタンの紅白も豪華さを引き立てている。
なお、正月飾りは今月15日ごろまで展示。田中さんらが水やりや剪定など日々の管理を行い、美しさをしっかりキープさせていく。