中国、就労外国人をランク分け…4月から導入へ
【北京=五十嵐文】中国政府が、中国で働くすべての外国人を、中国への貢献が期待できる順にABCの3ランクに分類する新たな措置を4月から導入する準備を進めている。
Aなら入国手続きなどを簡略化して優遇する一方、Cは入国・滞在を制限していく方針を示しており、中国で活動する外国企業や外国人に困惑が広がっている。
中国国家外国専門家局の昨年9月の通知によると、Aはノーベル賞受賞者ら世界的に著名な学者や芸術家、外国政府の閣僚級経験者など、Bは大学卒業以上で2年以上の職歴がある専門的な人材など、Cは特別な技術を持たない一般外国人などと規定。これとは別に、収入や学歴、中国語のレベル、年齢などに応じたポイントの総合点が85点以上はA、60点以上85点未満はBに該当するという。