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今回は「めまいの漢方療法」のご案内です。
めまいが起こると頭がくらっとして、目の前が真っ暗になります。
このめまいの症状を和らげるためにはアオジソが効くそうです。
夏の8~9月ごろ、花の最盛期に葉を採取し、水洗いして日陰でよく乾燥させます。
水600mlに、乾燥葉一つまみのおおよそ1/3量を入れ、5~6分煎じたもを一日3回に分けて食前に飲用します。
めまいを和らげるのに効きます。
めまい
めまいの漢方療法
漢方では、めまいは水毒と深い関係があると言われており、水分の代謝に異常があるときに、起こり易いと考えられています。
したがって、めまいの症状には、体内水分の分布を調整する、薬を含んだ処方があります。
真武湯(しんぶとう)
血色が悪く体力が落ちて疲れ易く、腹や脈にも力がなく手足が冷え、下痢をし易い、そのうえ雲の上を歩いているように、フワフワした感じがする。
また、歩いていてくらっと倒れそうになる。
このようなめまいに効果があります。
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
体力は普通で、胃に水分が滞って張っている場合(胃内停水)や、胃腸が弱く、頭痛、のぼせ、腰冷えなどがあり、立ったとき体がゆらゆら揺れるように感じる場合など、立ちくらみがする人に使用します。
これはめまいの代表的な漢方薬です。
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
日常から胃腸が弱く、胃に水が滞って水毒となり、めまいや、それに伴った頭痛を起こす人に使用します。
また、手足が冷え吐きけを催す、食後に眠くなったり、体がだるくなったりなどの症状にも効きます。
当帰芍薬散(とうきしょくやくさん)
常に頭が重く、無気力で下肢や腰が冷え、耳鳴り、めまいのする人によく使用されます。
沢瀉湯(たくしゃとう)
体力は普通で、急に起こるめまいや、横になっていても家がぐるぐる回るような、回転性のめまいに使用します。
以上が「めまいの漢方療法」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。