対局場の検分で将棋盤を挟んで座る郷田真隆王将(右)と久保利明九段=掛川市の掛川城二の丸茶室で2017年1月7日、舟津進撮影
日本将棋連盟は将棋ソフトの不正使用対策として、昨年10~12月の竜王戦では金属探知機で手荷物などを検査。その上で、対局者はスマートフォンなどの電子機器を立会人に預けたが、今回の王将戦では、対局者の意向もあって金属探知機の検査は見送られた。両対局者は7日夜までに電子機器を預けた。同連盟の谷川浩司会長は前夜祭のあいさつで「昨年はご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ない。年が変わって、王将戦で人間同士の真剣勝負をご覧いただきたい」と語った。【山村英樹】