王将戦第1局を翌日に控え、掛川城内で記念撮影をする郷田真隆王将(右)と挑戦者の久保利明九段=静岡県掛川市で2017年1月7日、猪飼健史撮影
郷田真隆王将(45)に久保利明九段(41)が挑戦する第66期王将戦七番勝負第1局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、掛川市・市教委、静岡新聞社、静岡放送後援、掛川信用金庫、ゼロの会、囲碁・将棋チャンネル協賛)が8、9日、静岡県掛川市の掛川城二の丸茶室で指される。2017年の幕開けを飾る七番勝負で、郷田は3連覇、久保は6期ぶり通算3期目の返り咲きがかかる。
両対局者は7日に掛川市入り。対局室を下見した後、市内のホテルで開かれた前夜祭に臨んだ。朝比奈豊毎日新聞社会長、河野俊史スポーツニッポン新聞社社長らのあいさつの後、郷田は「8月に結婚して新年を迎え、新しい気持ちで臨みたい」、久保は「自分の力を出し切り、いい七番勝負だったと言われるようにしたい」と抱負を語った。
対局は8日午前9時開始。午後6時に指しかけとなり、9日に指し継がれる。持ち時間は各8時間。立会は神谷広志八段、解説は飯島栄治七段、記録は渡辺正和五段が務める。