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松戸のキャバクラに無免許無線局 電波法違反容疑で摘発

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松戸のキャバクラに無免許無線局 電波法違反容疑で摘発

 経営するキャバクラに無免許で無線局を開設したとして、松戸署は6日、電波法違反(不法開設)容疑で松戸市内の会社役員の男性(36)と同店を千葉地検松戸支部に書類送検した。同署によると、男性は「安易に考えていた」と容疑を認めている。キャバクラなど風俗店を同法違反容疑で摘発するのは県内初。

 送検容疑は昨年10月20日午後8時55分ごろ、松戸市本町の同店で、無免許で無線局を開設したとしている。

 同店では客引きの店員と店が連絡を取るため、「インカム」と称する無線機を使っていた。アマチュア無線愛好家から総務省関東総合通信局に情報提供があり、同局と同署が合同で捜査。昨年6月には同店に指導、警告していたが改善されなかった。

 同局によると、アマチュア無線の周波数で業務を行うことは禁じられている。また、特定の周波数で通信することになっており、別の無線に同店の無線が混線するなど被害が出ていた。