先日、結晶シリコンでも「曲がる」太陽光パネル、曲面設置でも発電量を確保、との記事が出てました。実用化が進むといいですよね。
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結晶シリコンでも「曲がる」太陽光パネル、曲面設置でも発電量を確保
日経テクノロジーONLINE
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/122805692/
香港に拠点をもつ太陽光パネルメーカー、サンマン(SunMan)社は12月14~16日に東京ビックサイトで開かれた住宅・都市イノベーション総合展に、一定の範囲で曲げられる結晶系太陽光パネル「eArche(イーアーチ)」を日本の展示会で初めて展示した。
結晶シリコン型太陽光パネルでは、一般的に表面保護材には板ガラスを使っている。「イーアーチ」は、透明の樹脂をカバー材に採用することで、曲げられるようになった。最小曲げ半径450㎜まで曲げられるという。同社では、「セミフレキシブルパネル」との表現を使っている。
変換効率は、従来の結晶シリコン型パネルと同水準となる約16%を維持している。これまで曲面への太陽光パネルの設置では、アモルファス(非晶質)シリコンによる薄膜太陽電池のフィルムタイプなどを使うことが多かった。同タイプの変換効率は10%前後にとどまっているため、発電量が伸びないという課題があった。
「イーアーチ」は、結晶シリコン型に柔軟性を持たせ、変換効率を維持したため、発電効率を犠牲にすることなく、曲面を使った柔軟なパネル設置が可能になるという。
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