カイロ=翁長忠雄
2017年1月8日01時15分
シリアのトルコ国境近くにある反体制派支配地域のアザズ中心部の裁判所前で7日、トラックが爆発した。在英NGO「シリア人権監視団」によると、少なくとも43人が死亡し、多数が負傷した。仕掛け爆弾によるテロとみられ、その手口から過激派組織「イスラム国」(IS)による可能性がある。
トルコのアナトリア通信は、地元医師の話として60人が死亡したと伝えた。アザズはトルコが支援するシリア反体制派「自由シリア軍」が支配している地域。トルコは昨夏からシリアでのIS掃討に乗り出しており、ISはトルコへの反発を強めている。
反体制派とアサド政権はロシアとトルコが主導のもとで昨年12月30日から停戦に入ったが、ISは停戦の対象外となっている。(カイロ=翁長忠雄)
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朝日新聞国際報道部