豪華客船　前年超え確実　清水港

　静岡市清水区の清水港に８日、２０１７年初となる大型クルーズ船の「飛鳥２」（５万１４２トン）が入港する。同港客船誘致委員会によると、昨年１２月末現在で、１７年は１９隻の入港が確定しており、今後さらに増える見通し。２０隻が入港した１６年を上回るのは確実な情勢という。
　特に４、５月は外国船籍の「ドーン・プリンセス」（７万７４４１トン）など初入港の２隻をはじめ９隻が港に接岸する。乗客定員３２００人以上の大型船「ダイヤモンド・プリンセス」（１１万５８７５トン）は年間を通じて４回、国内最大の豪華客船の飛鳥２も４回の入港が予定されている。
　１月８日に入港する飛鳥２は観光客８３０人を乗せて午前９時ごろに日の出埠頭（ふとう）に接岸する。乗船客らがバスで日本平、三保松原などをめぐるミニツアーを楽しんだ後、船は午後５時ごろ、次の目的地の横浜に向けて出港する。
　同委員会事務局は「歓迎事業の強化や魅力あるミニツアーなどの提案で入港する船を増やし、地域経済の活性化につなげたい」（市清水港振興課）としている。