沈没潜水艦の慰霊碑、豪に設置へ

旧日本軍、75年後に

画像第2次大戦中にオーストラリア北部ダーウィン沖で沈没した旧日本海軍の潜水艦「伊124」(トム・ルイス博士提供・共同)

 【シドニー共同】第2次大戦中にオーストラリア北部ダーウィン沖で沈没した旧日本海軍の潜水艦「伊124」の乗組員を追悼する慰霊碑が2月に設置されることが5日分かった。今年で沈没から75年となることから地元交流団体「北部準州豪日協会」がダーウィンに設置を計画した。

 80人乗りの伊124は1942年1月20日、ダーウィン沖約80キロの場所でオーストラリア軍の攻撃により沈没、全員が死亡した。今も沈んだままだが、日豪両国で事案そのものがあまり知られていなかった。

 同協会によると、沈没地点を望む海岸沿いに慰霊の銘板が設置され、遺族も参加して2月17日に除幕式を行う。

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