月山信仰の伝統行事「さんげさんげ」 山形 大蔵村

月山信仰の伝統行事「さんげさんげ」 山形 大蔵村
山形県大蔵村の肘折温泉では1年の無病息災などを願う伝統行事「さんげさんげ」が行われました。
「さんげさんげ」は江戸時代から続く月山(がっさん)信仰の1つとされ、ことし1年の無病息災や五穀豊じょうを願う伝統行事です。7日は地元の商店主や一般公募で参加した人などが白装束の行者姿でホラ貝を響かせ、「さんげ、さんげ、ろっこんざいしょ」と唱えながら温泉街を練り歩きました。
また、温泉街の中心部では大蔵村で収穫された90キロのもち米を使って餅つきも行われました。この餅を食べるとことし1年、かぜをひかないと言われ、観光客や地元の子どもたちが納豆餅やあんこ餅をほおばりました。

宮城県から訪れた男性は「若い人から年配の人まで勇壮な感じがして非常に良いなと感じました。来年もまた来たいです」と話していました。また、酒田市から来た女性は「歴史をすごく感じますし、ずっと代々守っていくために地元の皆さんが協力して頑張っているんだなと思いました」と話していました。