南極で巨大氷山が分離のおそれ 海面上昇の可能性も
南極大陸の西側にある棚氷の亀裂が急速に広がっていることがわかり、イギリスのプロジェクトチームは「氷山として分離すれば、海面が上昇する可能性がある」と指摘しています。
南極大陸の棚氷の動向を観察して地球温暖化との関係を研究しているイギリスのプロジェクトチーム「MIDAS」の発表によりますと、大陸の西側に張り出した南極半島の「ラーセンC」と呼ばれる棚氷にある亀裂が先月になって急速に拡大し、現在は長さ80キロ以上になっているということです。
そして、亀裂があと20キロ伸びると、面積が千葉県とほぼ同じおよそ5000平方キロメートルの巨大な氷山として分離し、漂流するということです。
プロジェクトチームは「数か月以内に分離するかもしれない。南極大陸のほかの部分も不安定となり、海面が上昇する可能性がある」と指摘しています。
南極大陸では「ラーセンC」の近くにあった3250平方キロメートルの「ラーセンB」と呼ばれる棚氷も2002年に分離していて、地球温暖化の影響ではないかと懸念されています。
そして、亀裂があと20キロ伸びると、面積が千葉県とほぼ同じおよそ5000平方キロメートルの巨大な氷山として分離し、漂流するということです。
プロジェクトチームは「数か月以内に分離するかもしれない。南極大陸のほかの部分も不安定となり、海面が上昇する可能性がある」と指摘しています。
南極大陸では「ラーセンC」の近くにあった3250平方キロメートルの「ラーセンB」と呼ばれる棚氷も2002年に分離していて、地球温暖化の影響ではないかと懸念されています。