6日
19時43分
1分38秒

韓国、日本の対抗措置に衝撃広がる

 日本の対抗措置を韓国政府はどのように受け止めているのでしょうか?

 もともと、韓国政府は少女像の設置を阻止しようと動いていました。これを止められなかったとはいえ、日本の強い対抗措置に「ここまでやるのか」と驚きを持って受け止めています。

 新たな少女像が設置された背景には、朴槿恵(パク・クネ)政権の「弱体化」があります。朴大統領は自らのスキャンダルで職務を停止され、弾劾裁判にかけられています。スキャンダルと慰安婦問題は関係ありませんが、朴槿恵政権が日本と結んだ慰安婦合意は「無効だ」という声の高まりが少女像の設置を後押ししました。許可なく像を置くのは違法行為ですが、朴大統領退陣集会の熱気に見られるように、今、韓国では市民の声こそが正しいという雰囲気に包まれています。野党や次期大統領の有力候補も慰安婦合意の破棄や再協議を訴えており、韓国政府は苦しい立場に立たされています。

 日本側は強硬策に出ることで早急な像の撤去を求めたわけですが、簡単ではありません。世論に配慮する韓国政府は、強制的な撤去ではなく、話し合いによる解決を模索しています。しかし、像を設置した市民団体側は撤去には絶対に応じない構えです。

 釜山の少女像という日韓関係の新たな火種は大きくなる可能性が高いといえそうです。(06日17:14)

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更新日時:1月 8日 4時2分

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