土曜ワイド工場
2017年1月7日
「横浜市中区原町の八幡橋附近の八幡神社にある丸い球状のものは、何どうしてかざってあるの?」という投稿が、ひげさん、濱のリリーさん、sakuraさんからはまれぽ.com編集部へとどいた。
ブイ(浮標)、きらい(機雷)、絹織物の洗濯機などの説があったが、正確な答えは見つからず。今回の調査では、ブイという説が有力だった。 (はまれぽ.com:田中 大輔) “球状のもの”、“丸い砲弾のようなもの”、“赤錆びた大きな球”。
この3つ、実は同じモノを指している。いずれも、磯子区にある八幡橋八幡神社の境内にある大きな工作物を表していて、それがなにか知りたいというキニナルから抜き出した言葉なのだ。 すごいインパクト! 謎の球体とご対面舞台となるのはJR根岸駅からほど近い神社。
根岸駅から向かうと、掘割川(ほりわりがわ)を渡る直前にある八幡神社だ。 大通りに面しているが、境内は喧騒を感じさせない
この神社は、551(欽明天皇12)年以前からこの場所で誉田別命(ほむたわけのみこと/応神天皇のことで、八幡神社の祭神)を祀っていた神社に端を発する古いお宮なんだそうだ。
境内には立派な木が何本も生えていて、落ち着いた雰囲気が漂う場所だ。 1872(明治5)年に建てられた社殿は今でも健在
問題の「大きな球」があるのは、社殿向かって左側。
大きなケヤキの木に寄り添うようにデンと仁王立ちしている。 なんてインパクト。一目で“アレだ”と分かるシルエット
実際に目にすると、なるほど不思議なモノで皆さんがキニナルのもうなずける代物だ。
誤解を恐れずに言えば、なんとも不気味なほどの存在感がある。 中央のプレートには「御大典記念」という文字とともに、第10代横浜市長・有吉忠一の名前が彫られている。 ゴツゴツした石塔にはバラ線までまかれていた
この球の正体はいったいなんなのだろうか。
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