2017年01月07日

◆ アトピー予防に卵

 アトピー性皮膚炎の予防に、卵を与えるといい、という報告が出た。

 ──

 本日の朝日の記事に、次の記述があった。
 日本でも国立成育医療研究センターが先月、アトピー性皮膚炎の乳児に6カ月から卵を与えると、アレルギーの発症を約8割減らせるとの結果を発表した。
( → ピーナツアレルギー予防に、生後4〜6カ月で摂取奨励 米国立保健研究所:朝日新聞 2017-01-07

 情報が足りないので、ネットで検索すると、1カ月前の記事で、次のものがあった。
 《 卵アレルギー:逆転の発想? 乳児期に食べて発症予防 / ごく少量のゆで卵継続、発症を8割減 》
 乳児期にごく少量のゆで卵を食べ続けることによって、1歳時点での卵アレルギーの発症を8割減らせたとの結果を、国立成育医療研究センターアレルギー科の大矢幸弘医長らのグループが9日の英医学誌ランセットに発表した。
 発症率を8割減らすことができた。少量を食べ続けることで体が慣れ、多く食べられるようになったとみられる。アトピー性皮膚炎のない乳児に同様の効果があるかは分からないという。
 英国でも昨年、同様の研究結果が出ているが、開始直後からアレルギーが出て続けられない子どももいた。今回の結果で、より少量から始めることで、安全に食べ続けられることが分かったという。
 大矢医長は「すでに卵アレルギーを発症している場合はまねをしないでほしい。卵を十分加熱していない場合もアレルギーを起こしやすいため危険があり、必ず専門医に相談してほしい」と話す。
( → 毎日新聞 2016年12月9日

 ふむふむ。そういうことか。なるほど。

 で、私としては、特に付け加えることは何もない。単に情報の紹介をするにとどめる。
 


 [ 付記 ]
 しかし現代ではどうして、アトピーの人が多くなったのだろう。昔はそんなこともなかったと思うが。不思議だね。
 化学物質がやたらと蔓延しているせいかな? 
posted by 管理人 at 19:18| Comment(2) | 一般(雑学)4 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
現代日本の弛緩生活、つまり運動不足、肥満、過保護などから副交感神経が優位の、リンパ球過剰で、抗原に鋭敏なアレルギー体質になるのだから、卵の摂取は種痘みたいなもんでしょうね。
(困ったときの安保先生。如是我聞)
Posted by 通りすがりの文系 at 2017年01月07日 20:41
アトピー性皮膚炎の予防ではなく、卵アレルギーの発症予防ですよね。既にアトピー性皮膚炎が発症している乳児の。
米国の研究は、ピーナツアレルギー予防ですね。既にアレルギー体質(卵アレルギーや皮膚炎)の乳児の。
Posted by 免疫系 at 2017年01月08日 00:35
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