米 ミシェル大統領夫人 最後のスピーチ

米 ミシェル大統領夫人 最後のスピーチ
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アメリカのオバマ大統領のミシェル夫人はファーストレディーとして最後となるスピーチを行い、「この国は新たな文化や才能が入ったことで最も偉大な国になった」と述べ、トランプ新政権のもとでも多様性が大切にされるべきだという考えをにじませました。
今月、任期を終えるオバマ大統領のミシェル夫人は6日、ホワイトハウスで開かれた学校のカウンセラーを表彰する行事で、ファーストレディーとして最後となるスピーチを行いました。

この中でミシェル夫人は、「もし、あなたやあなたの両親が移民なら、あなたは誇り高きアメリカの伝統の一部であることを覚えていてほしい。この国は新たな文化や才能が入ったことで最も偉大な国になった」と述べました。
そして「勤勉さとすばらしい教育によってどんなことも成せる、大統領にもなれる、それがアメリカンドリームだ」と呼びかけました。

ミシェル夫人は名指しはしませんでしたが、今月20日に就任するトランプ次期大統領が移民やイスラム教徒に対する排他的な発言を繰り返してきたことを念頭に、新政権のもとでも多様性が大切にされるべきだという考えを最後のスピーチでにじませた形です。