2017.01.07 Sat posted at 15:20 JST
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(CNN) 台湾南部の嘉義県でこのほど営まれた県議会議長の葬列に約50人の若い女性らが車上で「ポールダンス」を披露するなどの派手な趣向が登場し、話題を集めた。
地元のCNN系列局「SET TV」によると、昨年12月に76歳で死去した前議会議長の息子は「夢の中に現れた父親から追悼式典は陽気にやって欲しいとのお告げがあった」と説明したという。
これを受け、葬列には様々に彩色された4輪駆動車の車上に立てられた柱(ポール)の周りで演じられるダンスの他、伝統的なトーテムの像、ドラム奏者、外国製の高級車や旗手も登場。雑踏の場所がお気に入りだった前議長に敬意を表するにぎやかな葬列となった。
ただ、人類学専攻の米サウスカロライナ大学教授によると、今回のような奇抜な趣向の葬列は台湾や中国の農村部では珍しいことではない。台湾では経済発展が始まった1980年代に広まったとされる。
この習慣の起源は、葬式で泣き叫ぶ役を有料で引き受ける女性の存在にあるとも指摘されている。
同教授によると、肌の露出度の高い衣装によるポールダンスは犯罪組織の間で始まったとされ、その後、台湾中に広がったという。葬儀で全裸をさらすことは現在、違法になっているという。
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