福島・双葉町伝統のダルマ市 避難先の仮設住宅で
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原発事故の影響で町の全域が避難区域になっている福島県双葉町の伝統行事「ダルマ市」が、避難先のいわき市の仮設住宅で開かれ、大勢の人でにぎわいました。
江戸時代から続くとされる双葉町の「ダルマ市」は、商売繁盛や無病息災などを願う新春恒例の伝統行事で、原発事故以降は多くの人が避難しているいわき市内の仮設住宅で開かれています。
ことしの「ダルマ市」では20余りの露店が並び、町のマークをあしらった双葉ダルマなどが販売されました。
また、いわき市に避難している住民の団体や、双葉郡から東京などに避難している若者たちも店を構え、避難先から訪れた大勢の町民でにぎわいました。
このほか、会場では高さ3メートル、重さ700キロの巨大なダルマを東西に分かれて引き合う呼び物の「ダルマ引き」も行われました。3回勝負の末、西が勝ち、ことしは無病息災の願いがかなうという結果になりました。
いわき市内の避難先から家族と訪れた25歳の女性は、「ダルマ引きにたくさんの人たちが参加しているのを見て、町の絆が残っていると実感しました」と話していました。
また、ダルマ市を主催した団体の中谷祥久会長は、「避難先から来て再会したり笑顔で会話したりする様子を見ると、やってよかったと思います。これからもダルマ市を続けて皆さんに喜んでもらいたい」と話していました。
双葉町のダルマ市は、8日も午後3時まで開かれます。
ことしの「ダルマ市」では20余りの露店が並び、町のマークをあしらった双葉ダルマなどが販売されました。
また、いわき市に避難している住民の団体や、双葉郡から東京などに避難している若者たちも店を構え、避難先から訪れた大勢の町民でにぎわいました。
このほか、会場では高さ3メートル、重さ700キロの巨大なダルマを東西に分かれて引き合う呼び物の「ダルマ引き」も行われました。3回勝負の末、西が勝ち、ことしは無病息災の願いがかなうという結果になりました。
いわき市内の避難先から家族と訪れた25歳の女性は、「ダルマ引きにたくさんの人たちが参加しているのを見て、町の絆が残っていると実感しました」と話していました。
また、ダルマ市を主催した団体の中谷祥久会長は、「避難先から来て再会したり笑顔で会話したりする様子を見ると、やってよかったと思います。これからもダルマ市を続けて皆さんに喜んでもらいたい」と話していました。
双葉町のダルマ市は、8日も午後3時まで開かれます。