2015 年 3 月 29 日
『たぁくらたぁ』34号、35号と沖縄発の記事を寄稿してくださっている浅井大希さんから「屈指の企業のカネヒデグループの社員3名がゲート前の集会に来てくれました」という新しいメールが届いたので紹介しよう。日本は46都道府県と沖縄からなっているのだとうことが伝わってくる。 野池元基
社員A
「現在カネヒデでは社員をゲート前に続々と送り出しておりまして、自分は本社の方から来ましたが、このあとも5000名の社員が交代で駆けつけることになっています。じっさいに浜で目の前にすると印象が違います。これは立ち上がらなければいけないのかなと、また帰って写真等をアップしてカネヒデグループのなかで啓蒙していきたいと思ってます」
社員B
「大変申し訳ないんですが研修として参加させられるという形で来ました。自分にとっては率直にいって、テレビで見る世界で、先程浜の方にいって色々話を聴きまして、実感が湧いてきました。研修の名のもとに来てはいますが、私の役目としてはいろんな人たちにここのことを伝えてどんどん参加したい。沖縄にこれ以上の基地を作ってはいけないと、去年の選挙運動からいろいろ携わってきて、ほんとにいい機会でこういう形で参加していることに自分でもびっくりしています。カネヒデグループは県民に寄り添ってやっていく企業体でありますので、今後も一緒にがんばっていきましょう」
社員C
「こちらの方にくるまでは、例えばインターネットなどですね、いろんなことを内地の方が言っているのを、誹謗中傷を、哀しくみていました。でもここに来て、皆さんとっても明るく、違うんだよということで、感激しました。皆さんがこれだけ頑張ってくれているんだから、私なりに皆さんのことをバックアップしていきたいと思っています。どうかよろしくお願いいたします」
山城博治
「しかし皆さん、カネヒデの会長の決意はこの間の集会でも伺いましたが、凄まじいですよね。5000名の従業員を抱える県内トップの企業の会長が、こういう大衆運動の場面に出てきて、個人で決意を表明される、私たちはそれだけで感涙するものでありますが、経常利益の1%を闘いに回すと言われた。また、何よりここに来てご挨拶いただいたときびっくりしたのは、『カネヒデはこれから基地建設の工事は一切受けません』という話をした玉城県議のスピーチを受けて、『いや、します、基地の解体作業だけはやらせてもらいます』、こう言ったわけですよ、皆さん。やっぱりさすがだ。翁長知事は、腹は固めたとこの間述べていましたが、カネヒデの会長がこのようにおっしゃたことが県知事選挙の揺るぎない団結に繋がったと思ってます。このように沖縄中が団結する素地を作ってくれた経済界の重鎮に心から感謝をしています」
金秀グループ(かねひでグループ)は、創業からの鉄工業をはじめ、総合建設業・小売業・保険代理業・携帯電話販売代理業・リゾート施設の運営など事業を展開。グループ12社の一昨年の売上高は962億7500万円。経常利益は10億1500万円。グループ全体で従業員数5000人を越える沖縄を代表する企業です。会長の呉屋守将氏は翁長知事の選挙対策本部長をつとめ、オール沖縄の体制を支えた沖縄経済界の重鎮の1人。