インフルエンザウイルスはどのように広がるの?
インフルエンザウイルスは、飛沫(ひまつ)感染と、接触感染という、二つの経路で人から人へうつっていきます。
飛沫感染
インフルエンザにかかった人の唾液中には、ウイルスが多く含まれています。そして、せき・くしゃみをしたときに、その唾液が細かなしぶきになって周囲に飛び散ります。1〜2メートル以内に人がいると、このしぶきを吸い込んで、ウイルスに感染します。
いわゆる「空気感染」とは異なりますので、十分に離れていたり、そもそも目の前でせきやくしゃみ、大声で話すなどの行為がなかったりすれば、一緒の空間に暮らしているというだけで飛沫感染は生じません。
接触感染
唾液や、鼻をかんだ後のティッシュなどに含まれるウイルスは、テーブルの表面や布団などについてもそのまましばらく生き続けることができます。
別の人がそのティッシュや布団などを触り、そのまま手づかみで物を食べたり口元を触ったりすることが、のどの粘膜からインフルエンザウイルスが入り込むきっかけとなります。
インフルエンザの予防法とは?
手洗い
ウイルスの接触感染を防ぐために、手洗いはとても重要です。インフルエンザウイルスは、手や指についた状態でも数時間以上生存できると報告されており、例えば外出した後や、食事の前には手洗いが勧められます。
- アルコール消毒について
- アルコール消毒も効果的です。ただし、手に唾液などが付着している状態で上からアルコールをかけるだけでは、唾液の表面のウイルスにしか効果がありません。しっかりとウイルスを洗い流すために手洗いを行うか、少なくとも、十分な量の消毒用アルコールを手や指にもれなくもみ込むような形で消毒を行う必要があります。
せきエチケット
自分の感染を家族や周りの人に拡大させないという意味では、せき・くしゃみをする際に口元を覆う「せきエチケット」が重要です。マスクの着用にも同様の効果があります。
- マスクは説明書をよく読み、正しい着用を
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- ◯:鼻と口の両方を確実に覆い、顔にフィットさせる
- ×:鼻の部分にすき間があったり、あごが大きく出ていたりする
- 使用後のマスクやティッシュはすぐにごみ箱へ
- 着用した後のマスクには多くのウイルスが付着しています。外したマスクは放置せず、直接ごみ箱へ捨てるようにしましょう。鼻をかんだティッシュなども同じく、テーブルの上に置きっぱなしという状態は感染の元となり得るので注意が必要です
予防接種
インフルエンザ感染の予防に、最も効果が高いと世界的に認められているのがワクチンの接種です。
ワクチンの接種はいつ頃がいい?
ワクチンを接種してから免疫がつくまでには2週間の時間差がありますので、12月に入る前までに接種しておくことができるとより安心です。効果は1シーズン続きますので、接種が早すぎるという心配はありません。 詳しいことは、 次のページでもご紹介しています。
その他、一般的な注意事項
- 人混みを避けよう
- 部屋の乾燥を防ごう
人混みや、感染者が多い場所(病院など)を可能な範囲で避けること、自宅や職場での乾燥を避けることも有効です。冬は空気が乾燥しやすく、のどの粘膜がウイルスに抵抗する力が低下してしまうため、加湿器などで適度な湿度を保つことは効果的と考えられます。