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【首都スポ】

大学ラグビー 運命握る司令塔SO対決!! 東海大は昨夏に転向した1年真野

2017年1月7日 紙面から

準決勝の同大戦で突破を図る真野。足腰の強さはFW仕込みだ=2日、秩父宮ラグビー場で

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 「松田さんはゲームコントロールがうまいですよね。自分でも仕掛けられるし、裏のスペースにキックも使える。ディフェンスがカギになると思うので、しっかり体を張りたいと思います」

 大学選手権準決勝で同大を破り、決勝進出を決めると、東海大のSO真野は目を輝かせて言った。帝京大の司令塔、SO松田は現在の大学ラグビー界でベストプレーヤーと目されている名手だ。対する真野は、高校時代のポジションはFWのフランカーで、夏合宿でSOに転向したばかり。

 「最初はスキルがまったくない状態でした」と言いながら「でもSOにはボールを動かせる楽しさ、相手の穴を突く楽しさがありますね」と笑う。コメントにはどこか余裕が漂う…実は真野は小1でラグビーを始めてから中3まではBKだったのだ。

 高1でFWに転向した理由は「ポジショニングが自由で、自分に合っていると思い、自分からお願いしました」という。特に魅力に思えたのは「得意です」と自認するタックルを好きなだけできること。海外のトップ選手のプレーを参考にしてタックルを磨いた。

 その武器は大学生となり、BKに再転向した今も変わらない。

 「真野はディフェンスがいいし、周りを行かすうまさがある」と木村季由監督(50)。BKリーダーのFB野口竜司(3年・東海大仰星)も「ラグビー理解度が高いし、コールも的確です」と期待を寄せる。

 帝京大が8連覇に挑むなら、こっちは昨年の高校日本一から階級を上げての“連覇”チャレンジ。新鋭司令塔は、勝ち運を武器に王者に挑む!

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