ブラジルの刑務所で受刑者が暴動 31人死亡

ブラジルの刑務所で受刑者が暴動 31人死亡
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南米ブラジルの刑務所で受刑者が暴動を起こし31人が死亡しました。ブラジルでは、今月1日にも別の刑務所で56人が死亡する暴動が起きたばかりで、刑務所の管理態勢の強化が課題となっています。
ブラジル北部の都市、ボア・ビスタにある刑務所で6日未明、受刑者どうしのいさかいをきっかけにして暴動が起きました。地元の警察が直ちに機動隊を派遣して鎮圧した結果、脱走した受刑者はいませんでしたが、31人が死亡しました。

ブラジルでは、国内にある刑務所の収監能力を上回っている受刑者の数が25万人余りに上っていて、監視が行き届かないことなどから、刑務所での暴動が後を絶たず、今月1日にも、北部にある別の刑務所で受刑者56人が死亡、100人以上が脱走する暴動が起きたばかりです。
地元メディアによりますと、ブラジル政府は5日、新たに5つの刑務所を建設し、合わせて1000人余りを収監できるようにする計画を明らかにしましたが、「焼け石に水」の状態で、刑務所の管理態勢の強化が課題となっています。

一方、北部のマナウスにある日本総領事館は6日、現地の日本人に対して、外出時に1人で行動せず、夜間に出歩かないよう呼びかけています。