メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

殺菌剤で実刑判決 最悪被害、1000人超死亡か

 韓国で加湿器に使う殺菌剤による肺損傷で新生児や妊産婦を中心に多数が死傷した事件で、ソウル中央地裁は6日、最大の被害を出した殺菌剤を製造・販売し、業務上過失致死傷罪などに問われた「オキシー・レキット・ベンキーザー」の申鉉宇元社長に懲役7年の実刑判決を言い渡した。韓国メディアが報じた。

     同社は「子どもにも安全」と広告し、被害が続出。韓国では2011年まで同種の10製品が販売された。聯合ニュースによると、昨年末までに政府機関に寄せられた被害申告は死者1006人、負傷者4306人で、韓国の消費者被害では過去最悪の規模になった。

     同地裁は、同社製品をまねて作った殺菌剤を販売したスーパー大手「ロッテマート」の元代表で現在ロッテ物産社長の盧柄容被告に禁錮4年、類似商品を販売していたスーパー大手「ホームプラス」幹部に懲役5年を言い渡した。

     地裁判決は「安全性の検証もせずに販売した結果、類例のない残酷な結果を生んだ。子を亡くした親は、自分が購入した殺菌剤が子を死なせたとの自責の念に苦しみ続けている」と指摘した。(共同)

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 梅宮辰夫さん 復活宣言!がん手術から半年「体重も4キロ戻った」
    2. トランプ氏 シュワちゃんに「映画スターもこれまでだ」
    3. 立大隊テント 強い縫製で隊員守る 南極やマナスルに応用
    4. ことば 保護司
    5. 私立恵比寿中学・中山莉子 16歳の最年少メンバーがすっぴんグラビア 「スピリッツ」で挑戦 

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]