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海外からアクセス不可のサイトもアクセス可能に?VPNを利用してみた。

2014.07.28.(Mon)Kei Hirata By.Kei Hirata
カテゴリー:マメ知識 雑談

皆さん、こんにちは平田(@gits0507)です。最近自己紹介に@gits0507と表示しています。これは私のツイッターIDですので、ツイッターやってる方は是非フォローしてください!

さて、今日は少しVPNについて書きたいと思います。

VPNとは

VPNとはVirtual Private Networkの略で、外出先などからインターネットを使って安全に社内へアクセスしたり、特定のビジネスパートナーに対して安全に情報提供したりするニーズが高まっている。以前は、このようなニーズに対して専用線か、Webベースでの暗号化接続を提供するSSL(Secure Sockets Layer)やメールの暗号化という方法が主流であった。

しかし、サービスが多様化するにつれて、利用するアプリケーションを意識することなく暗号化したいというニーズが高まってきている。そうした環境に対して、「Virtual Private Network」(VPN)は最も有効なソリューションといえるだろう。

vpn-1
ようするに自分が現在使っているパソコンからインターネット経由で第三者のサーバーにアクセスしてインターネットが使えるという仕組みをVPNと言います。

例えば私が日本のオフィスにVPNサーバーを立てておいて、オーストラリアから日本のVPNサーバー経由でインターネットに繋ぐとオーストラリアからではなく、日本からインターネットにアクセスして日本からウェブサイトを開いている事になります。

VPNで何ができる?

本来VPNは職場や事務所などに設置し、自宅などの外出先からでも事務所のネットワークにアクセスして情報の共用をしたり、セキュリティーを高めるために利用されます。ですが、最近では日本のVPSサーバーを使い、海外でアクセスできないコンテンツを利用するために使われる方も多くなりました。例えば中国では国内からtwitter、facebook、youtubeのようなサイトにはアクセス出来ないためVPNを使って日本のIPアドレスでアクセスする方が大勢います。

ここオーストラリアからでも著作権の関係上、アクセス出来ないサイトや見れない動画もたまに見かけます。

みなさんはこういった表示を見たことはないですか?こういった表示が出る場合は、本来日本からアクセスしない限りは表示できません。
例)GyaoやHulu、一部のyoutube動画等

gyao
日本に設置しているVPNサーバーを使ってアクセスすれば日本国内からアクセスしている事になりますので、こういった表示が出る事なく日本のコンテンツにアクセスできるというわけです。

具体的にどうやるの?

具体的にVPNを利用するには自分でVPNサーバーを日本で構築する方法、それとすでに構築してあるVPNサーバーにアクセスする方法と二つあります。
日本に実家があり、インターネット環境がある方で構築できる人はご自身でVPNサーバーを立てることが出来ますが、そんな強者は中々居ないと思いますので、今日は日本のVPNを提供しているサービスを紹介したいと思います。

マイIPサービスの利用

インターリンクさんが提供している下記のマイIPと言うサービスを利用します。



月々1000円で日本のVPNが使えます。有料サービスと言う事もあり、高速にそして快適に利用できるので一番のお勧めです。

VPN Gateの利用

Vpn Gateは日本に所在する筑波大学における学術的な研究を目的として実施されているオンラインサービスです。本研究は、グローバルな分散型公開 VPN 中継サーバーに関する知見を得ることを目的としています。詳しくはこちら

VPN Gateの凄いところは全て無料で利用できるという事です。VPNサーバーは世界中のボランティアの方の運営のおかげで世界中のVPNにアクセスできます。

ウェブサイトにアクセスすると、世界中のアクセス可能なVPNリストが表示されており、好きな国のVPNサーバーを選択してアクセスする事ができます。

また、VPN Gateでは難しい設定を必要とせず、VPN Gate Clientと呼ばれるソフトをインストールするだけで世界中のVPNサーバーに接続する事ができます。

つまり、VPN Gateを利用すると、無料で簡単に日本のコンテンツにアクセスすることができます。

VPNの設定方法

VPNはパソコン側から設定が必要です。VPN Gateのようにクライアントソフトを利用すると簡単にアクセスできますが、基本的には手動で設定する必要があります。

具体的な設定手順はこちらからご覧ください。

無事設定が完了したらVPNに接続してアクセスしてみてください。ちなみにVPNに接続しているにも関わらず日本国内限定のコンテンツにアクセス出来ない場合はキャッシュが残っている場合があります。一度ブラウザのキャッシュを消去するか、パソコンの再起動を試してみてください。

まとめ

本日はVPNについて書きました。国によって著作権で守られるコンテンツもたくさんありますが、実際はこうした方法で日本国内のコンテンツにアクセスする事が出来ます。

国によっては規制が強く、特に中国は国事態が情報操作を行っているため外部のウェブサービスをたくさんブロックしています。

今日紹介したVPN Gateのウェブサイト自体も中国政府にアクセス禁止にされる事もあり、VPNの設定にたどり着くまでにブロックされてしまう事もあります。そういった問題をさけるためにVPN Gateは定期的にミラーURLを用意したり、新しいURLを会員にメールで送信していたりします。

皆さんもVPNを使って海外での快適なインターネットライフを楽しみましょう!

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Kei Hirata

Kei Hirata
1985年にシンガポールで生まれ、日本、オーストラリアへ渡り、専門学校卒業後、大学でITを専攻。大学在住中にオーストラリア・パースでウェブ制作やPCメンテナンスなどのIT関連の事業を開始。その後、法人化し現GITS Internationalの代表に就任。
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