岐阜“アニメ聖地連合”が来月発足 飛騨、岐阜、大垣市など大ヒット映画「君の名は。」など県内を舞台にしたアニメ映画が相次いで公開される中、ゆかりの県内自治体が二月上旬、観光客誘致で協力する「ぎふアニメ聖地おもてなし連合」(仮称)を発足させることになった。飛騨、岐阜、大垣の三市が中心となり今後、他の自治体に参加を呼び掛けていく。 岐阜市の細江茂光市長が六日の会見で明らかにした。県内を舞台にし昨夏以降に公開されたアニメ映画は、飛騨市の「君の名は。」のほか、岐阜市の「ルドルフとイッパイアッテナ」、大垣市の「聲(こえ)の形」の三作品。特に飛騨市には、大勢のファンが訪れ、「聖地巡礼」の地として全国的に知られた。 「連合」の発足は、飛騨市の都竹淳也市長の呼び掛けがきっかけ。昨年十二月から三市の担当者が集まり、準備を進めてきた。 都竹市長は取材に「互いに勉強しながら観光客の受け入れ態勢を整え、県全体がアニメツーリズムが進んだ地域になることを期待している」と話した。 飛騨市によると、まずは、アニメの専門家や県外の「聖地」になった自治体の担当者などを招いた勉強会を開催。著作権などの課題の解決策を探りながら、「聖地巡礼」に訪れた人たちに県内各地を周遊してもらいやすい仕組みづくりを進めたい考えだ。アニメの関連イベントに、合同のPRブースを設ける構想もある。 また、岐阜市は、市内を舞台にした漫画「僕らはみんな河合荘」との連携を開始した。作者は県内出身の宮原るりさんで、食事付き下宿「河合荘」の住人が繰り広げる青春コメディー。月刊誌に連載中で、漫画に登場する市内のシーンと実際の景色を紹介する特設ホームページを六日に開設した。 (北村希、浜崎陽介) PR情報
|
|
Search | 検索