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【芸能・社会】AKIRA、ハリウッド映画「沈黙」デビュー オーディションに合格2017年1月7日 紙面から
ダンス&ボーカルグループ「EXILE」のAKIRA(35)が、映画「沈黙−サイレンス−」(21日公開)でハリウッドデビューを果たす。メガホンを取った巨匠マーティン・スコセッシ監督の大ファンというAKIRAは、同作のオーディションを受けて合格。自ら世界への扉を開いた。役者としての目標や昨年、EXILEの派生ユニット「THE SECOND」に電撃加入したことなど、心境を語った。 (江川悠) 隠れキリシタンを題材にした遠藤周作の小説「沈黙」を原作とした本作は、親日家として知られるスコセッシ監督が1991年から構想を練っていた念願の企画。2014年の冬、そのオーディションが開催されることを耳にし、AKIRAは飛び付いた。 「直感でこんなチャンスはないだろうと。スコセッシ監督の作品ならエキストラでもいい。落ちると思っていたけど、どれだけ自分がいけるか試してみたかったんです」 そのひたむきな姿勢がキャスティングプロデューサーの目に留まり、出演が決まった。与えられた役は物語の後半の重要なシーンで隠れキリシタンを取り締まる役人。台湾で撮影が行われた。 「スコセッシ監督は同じシーンを何十テークも繰り返すやり方なんですが、自分のシーンがクランクアップしたとき、あの巨匠に『Thank you! Very good!!』と言っていただけて、夢の世界にいるような感覚でした」 主要キャストでなくても、自ら世界への扉を開いたことが最大の収穫だ。 「役に名前がなくてもいい。スコセッシ監督と一緒にやれたことが自信になりました」 5月20日には時代劇映画「たたら侍」(錦織良成監督)も公開される。AKIRAは島根・出雲を舞台に、村人と伝統を守る侍役を熱演している。同作は昨年、モントリオール世界映画祭で最優秀芸術賞を獲得し、海外でも高い評価を受けた。 「僕がEXILEに加入して10年。グループと並行していろんな役に恵まれましたが、今はターニングポイントの時期。オンリーワンの役者を目指して、大小にかかわらず作品と真摯(しんし)に向き合い、その流れで世界にもチャレンジしていきたい」 所属事務所「LDH」も米国、欧州、アジアに拠点を新設し、世界展開を発表。「ジャパン・プライド」を胸に、AKIRAがさらなる飛躍を遂げる。 ◆派生ユニット「THESECOND」電撃加入「自分より、チームが大切」ボーカルATSUSHI(36)が海外留学中のEXILEは、来年までメンバー個々のスキルを高める期間に入っている。そんな中、AKIRAの「THE SECOND」加入が昨年9月に電撃発表された。 同グループは、NESMITH(33)ら過去に「二代目J Soul Brothers」として活動したメンバーの中から誕生した5人組の派生ユニット。AKIRAは彼らよりも前にEXILEに加入しているが、5人とはほぼ同世代だ。 ファンの批判も覚悟の上でSECONDに入った理由について、AKIRAは「いよいよ僕たちの世代がEXILEという船と向き合って、かじ取りをしていかないと行けない立場。自分が目立つことより、チームが輝いたり強くなったりすることが大切」と強調。 その上で「5人も僕を必要としてくれましたし、僕自身も未来へつなげていく架け橋になりたい。加入してみて感じたのは、進化しながら初心に帰ることができているということ。EXILEの歴史をつないでいくことは、僕たちにかかっています」と熱く語った。 <AKIRA> 1981(昭和56)年8月23日生まれ、静岡県出身。16歳からダンスを始め、2006年にEXILEへパフォーマーとして加入。同年から俳優としても本格始動し、11年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」では豊臣秀勝役に。12年と14年にはフジテレビ系連続ドラマ「GTO」に主演した。15年にドラマや映画で始まった「HiGH&LOW」シリーズでは、“最強の男”琥珀(こはく)役を熱演している。 ◆映画「沈黙−サイレンス−」 遠藤周作の小説「沈黙」を、敬虔(けいけん)なカトリック教信者のスコセッシ監督が約25年の構想をへて映画化。江戸時代初期のキリシタン弾圧の渦中に置かれたポルトガル人の司祭を通じて、神と信仰を描く。米俳優アンドリュー・ガーフィールドが主人公のロドリゴ役。日本人ではほかに窪塚洋介、浅野忠信、加瀬亮、小松菜奈らが出演する。 PR情報
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