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【芸能・社会】

三代目市川右団次 襲名披露始まる 二代目右近の初口上には温かい拍手

2017年1月4日 紙面から

「口上」を述べる市川右団次(右)と長男の市川右近

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 市川右近改め三代目市川右団次(53)の襲名披露興行と二代目市川右近(6)の初舞台となる「寿新春大歌舞伎」が3日、東京・新橋演舞場で開幕した。

 81年ぶりに復活した名跡を継ぐ右団次は、夜の部の口上で「代々の右団次の名を辱めることのなきよう、懸命に努力、精進して参る所存」と強調。「では、新・右近さん」と息子に促すと、父が41年間名乗った本名を引き継ぐ右近は「どうかよろしくお願いも〜しあげたてまつります」と一生懸命に口上を述べ、温かい拍手に包まれた。

 共演の市川海老蔵(39)は「自分のことのようにうれしく、喜んでいる。私の結婚披露宴で父・団十郎と右団次復活について話し、右近さんと話した」と懐かしんだ。

 市川猿之助(41)は「おじ(市川猿翁)は門閥外の人を大きな役に抜てきして人材育成に心血を注いだ。右団次という大名跡を襲名され、一番の師匠孝行をされた」と祝福。市川中車(51)も「父も大変喜んでる。父に代わりお祝い申し上げる」と述べた。昼の部「通し狂言 雙生隅田川(ふたごすみだがわ)」で右団次、右近、猿之助の3人宙乗りも披露。公演は27日まで。

 

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