蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】高校サッカー 前橋育英、PK2発で2年ぶりベスト42017年1月6日 紙面から
◇全国高校選手権<準々決勝> 前橋育英2−0滝川二PK2本を確実に決めた前橋育英が2大会ぶりに4強入り。終始危なげない試合運びでの快勝だった。 まずは相手の攻撃をガッチリと受け止めた後、前半22分に貴重な先制点を奪った。自ら獲得したPKを確実に決めたMF長沢昴輝(3年)は「誰か他の選手が蹴ると思ったんですけど、誰も蹴ろうとしなかったので、自分で蹴りました」と笑った。「点を取ったことよりも、セカンドボールを落ち着いて拾って、サイドにボールを散らして、ゲームをコントロールできたのがうれしいです」とボランチらしい喜び方で勝利の味をかみしめた。 主導権を握り続け、守備では崩される場面がほとんどなかった。1回戦から4戦連続の無失点。出場停止の選手が出たために陣容の変更を強いられたが、今大会初先発のDF小山が入っても、安定感が揺らぐことはなかった。「無失点で守ることを昨日からずっとイメージしていました。それができました」と達成感をにじませた小山。山田耕介監督(57)は、「(小山の出来は)良かったです。力はもともとある選手なんです」と仕事をやり遂げた最上級生DFをほめたたえた。 これで、悲願の選手権初制覇まで残り2勝に迫った。前橋育英で日本一になるために、それぞれ広島県と石川県からやってきた長沢と小山はともに「優勝して終わりたいです」。自身の進路選択が間違っていなかったことを大願成就で証明する。 (関孝伸) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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