蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【スポーツ】[高校サッカー]東海大仰星が前回覇者の東福岡を撃破 初の4強入り2017年1月6日 紙面から
◇全国高校選手権<第5日> 東海大仰星1−0東福岡第95回大会で東海大仰星(大阪)が連覇を狙った東福岡を1−0で破り、初のベスト4進出を決めた。後半26分、DF吉田純平(3年)がCKからのこぼれ球を押し込み、決勝点を挙げた。初優勝を目指す青森山田は3−1で正智深谷(埼玉)を下し、2大会連続の4強入り。FW鳴海彰人(3年)が前半13分に先制点を挙げ、3試合連続得点で今大会通算4得点とし、得点ランキングで単独トップに立った。 ◆DF吉田チーム唯一のシュート決めたCKからの絶好機。東海大仰星が2度、ゴールライン寸前で押し込めずに相手守備陣にはじかれた後、DF吉田の目の前にこぼれてきた。 「(味方が)決めろと思っていましたが、『来た』と思って、押し込みました」 この日チーム唯一となった左足シュートは、東福岡が浴びた大会2本目のシュート。「(大阪)府の予選から他のセンターバックが決めていたのに、僕だけ決めていなくて。公式戦は取ったことがありません。最高でした」。3年目で初得点、一押しで強豪を沈めたヒーローは、はにかんだ。 相手攻撃陣には、Jリーグ入りするMF藤川と高江がいた。チームメートとともに両サイドからのクロスボールを何度となくはじき返した吉田は昨夏、左膝後十字靱帯(じんたい)を損傷し、復帰に2カ月を擁した。そのときの経験から、卒業後は理学療法士を目指すため、大阪電通大に進学するという。本格的にサッカーをするのは今大会が最後になる。 チーム史上初めてベスト4入りしたこの日、大阪では同校ラグビー部も勝ち、決勝戦へ進んだ。吉田と仲がいいFW吉田大亮も先発。ラグビー部員とはお互いに刺激し合っているという。 7日はサッカー部が準決勝、ラグビー部が決勝。8強の壁を破った勢いそのままに、吉田は「優勝したいです」と“大本命”青森山田も撃破し、初の頂点に立つことを誓った。 (関陽一郎) ◆大阪勢7大会ぶり4強大阪代表のベスト4は2009年度の関大一以来7大会ぶり。優勝は43大会前の1973年度の北陽(現・関大北陽)までさかのぼる。 PR情報
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