トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

[高校ラグビー]決勝は東海大仰星VS東福岡 桐蔭学園は昨年の雪辱ならず

2017年1月6日 紙面から

後半、中央にトライを決める桐蔭学園・高橋=花園ラグビー場で(佐伯友章撮影)

写真

 第96回大会は5日、東大阪市の花園ラグビー場で準決勝2試合が行われ、Bシードの東海大仰星(大阪第1)とAシードの東福岡が決勝に進んだ。東海大仰星は前回準優勝でAシードの桐蔭学園(神奈川)を29−21で破り、東福岡はAシードの御所実(奈良)に25−24で逆転勝ち。東福岡は後半15分から11点差を覆した。両校が決勝で対戦するのは東海大仰星が制した第86回、東福岡が勝った第91回に続いて3度目。決勝は7日に行われる。

 桐蔭学園は、前回大会決勝で敗れた東海大仰星への雪辱を期したが、悔しい逆転負けを喫した。

 風上の前半は14−7。ただ、ここでもっとリードを広げたかったが、取り切れず、それが大きな敗因となった。「去年は力の差を感じたが、今年は差がなかった。前半もう1本(トライを)決めていれば…。12点以上のリードがないと後半がきつくなるのは分かっていた」と藤原秀之監督(48)は話した。

 前半、あえて不利な条件を選んだのは相手側だった。ナンバー8の山本龍亮主将(3年)は「コイントスに負けて、向こうが風下を選んだ。うちが勝っていても、風下を先に取るつもりだった」と明かし、「前半のこちらの攻めに対するタックルの迫力が他のチームとはまったく違っていた」と、涙をぬぐいながら振り返った。

 この日、2トライと気を吐いたロック高橋広大(3年)は「新チームになって全国制覇だけを考えてきただけに、悔しくて…」と唇をかんだ。 (山内明徳)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ