ロシア軍 シリア沖に派遣の空母を引き揚げへ
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シリアのアサド政権によって北部の要衝アレッポが制圧され、先月30日から全土で停戦が実施されていることを受けて、ロシア軍は、アサド政権を支援するためにシリア沖に派遣していた空母をロシアに戻すと発表し、今月下旬に開催を検討している和平協議に向けた環境整備と受け止められています。
シリアでは、アサド政権の政府軍が北部の要衝アレッポを制圧し、これを受けて、アサド政権の後ろ盾となっているロシアと、反政府勢力を支援するトルコの働きかけによって、先月30日から全土で停戦が実施されています。
ロシア軍は6日、シリアでの停戦合意がほぼ守られていることから、去年10月からシリア沖に派遣していた空母「アドミラル・クズネツォフ」など、一部の艦船をロシアに戻すと発表しました。
ロシア軍が空母を軍事作戦に投入したのは初めてで、アサド政権を支援するとともに、軍事力を誇示する狙いがありましたが、艦載機2機が着艦に失敗して海中に墜落するなど、空母の運用能力の問題も露呈しました。
ロシアは今月下旬に中央アジアのカザフスタンで、トルコやイランとともにシリアの和平協議を開くことを検討していて、空母など一部の艦船を引き揚げる決定は協議に向けた環境整備と受け止められています。
ロシア軍は6日、シリアでの停戦合意がほぼ守られていることから、去年10月からシリア沖に派遣していた空母「アドミラル・クズネツォフ」など、一部の艦船をロシアに戻すと発表しました。
ロシア軍が空母を軍事作戦に投入したのは初めてで、アサド政権を支援するとともに、軍事力を誇示する狙いがありましたが、艦載機2機が着艦に失敗して海中に墜落するなど、空母の運用能力の問題も露呈しました。
ロシアは今月下旬に中央アジアのカザフスタンで、トルコやイランとともにシリアの和平協議を開くことを検討していて、空母など一部の艦船を引き揚げる決定は協議に向けた環境整備と受け止められています。