平良の人的補償移籍を発表　「ＤｅＮＡで活躍して恩返し」

　巨人にフリーエージェント（ＦＡ）移籍した山口俊投手（２９）の人的補償として、平良拳太郎投手（２１）がＤｅＮＡへ移籍することが５日、両球団から正式に発表された。ＤｅＮＡは山口俊の昨季年俸８０００万円の４０％となる３２００万円も得る。

　昨季プロ初登板を果たし、１２月２４日までプエルトリコのウインターリーグに派遣されていた平良はこの日、東京・大手町の巨人球団事務所で通達を受け、関係者にあいさつ、心境を明かした。

　「３年間と短い間でしたがお世話になりました。１年目からＵ２１（ＩＢＡＦ２１Ｕワールドカップ）や、プエルトリコ遠征と、オフの度に貴重な経験をさせてもらい、今年こそはと思っていました。ジャイアンツでの経験を生かしＤｅＮＡで活躍することが恩返しになると思って頑張ります」

　１軍では１試合３イニング２／３登板で自責点４の防御率９・８２だったが「（巨人で）やってやろうと言う気持ちが強かったけど（移籍しても）野球をやれる環境に変わりはない」と新天地での活躍を誓った。

　ＤｅＮＡについては「走攻守に強いイメージがある」と話す平良。堤ＧＭも「力のある選手ですから、新天地でも活躍できると信じています」と激励した。

（金額は推定）