少女像「到底許容できない」杉山外務次官が抗議

読売新聞 / 2017年1月6日 12時10分

 【ワシントン=黒見周平】外務省の杉山晋輔外務次官は5日、韓国外交省の 林聖男 イムソンナム 第1次官とワシントン市内で約1時間会談し、韓国南部・ 釜山 プサン の日本総領事館前に慰安婦を象徴する少女像が設置されたことについて、「到底許容できない」と強く抗議し、即時撤去を求めた。

 会談で、杉山氏は日韓両政府が2015年12月、慰安婦問題を「最終的かつ不可逆的」に解決することで合意したことを踏まえ、少女像の設置は「合意の大切な基礎を一方的に崩すことを意味している」と批判した。

 これに対し、林氏は「合意を着実に履行していく立場に変わりはなく、杉山氏の申し入れは中央政府の責任者に確実に伝達する」と述べるにとどめた。

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