経団連 春闘方針の最終案 4年連続で賃上げ呼びかけへ
経団連は、今月下旬に事実上スタートすることしの春闘に向けた経営側の方針の最終案をまとめました。各企業に4年連続で賃上げを呼びかける一方で、経済の好循環を実現するには将来不安を払拭(ふっしょく)する必要があるとして、政府に社会保障制度の改革などを強く求めていくとしています。
経団連の最終案によりますと、ことしの春闘に向けて「収益が拡大した企業は年収ベースの賃金引き上げを前向きに検討することを求めたい」とし、各企業に4年連続の賃上げを呼びかけるとしています。
賃上げの検討にあたっては、「自社の実情に適した方法を多様な選択肢から見いだしていく必要がある」として、子育て世代の社員などに重点を置いたベースアップのほか、家族の介護を理由に仕事を辞める介護離職を防ぐための手当の創設や、長時間労働を是正し浮いた残業代を処遇の改善に活用することなども選択肢として示しています。
その一方で、「多くの企業が3年連続で賃上げを実現したのに将来不安が根強くあり、個人消費は力強さを欠いている」として、社会保障制度の改革や教育費の負担軽減策など将来不安を払拭し、経済の好循環を実現するための政策を政府に強く求めていくとしています。
経団連は、来週の幹部会議を経て、今月下旬に経営側の春闘の方針を正式に発表することにしています。
賃上げの検討にあたっては、「自社の実情に適した方法を多様な選択肢から見いだしていく必要がある」として、子育て世代の社員などに重点を置いたベースアップのほか、家族の介護を理由に仕事を辞める介護離職を防ぐための手当の創設や、長時間労働を是正し浮いた残業代を処遇の改善に活用することなども選択肢として示しています。
その一方で、「多くの企業が3年連続で賃上げを実現したのに将来不安が根強くあり、個人消費は力強さを欠いている」として、社会保障制度の改革や教育費の負担軽減策など将来不安を払拭し、経済の好循環を実現するための政策を政府に強く求めていくとしています。
経団連は、来週の幹部会議を経て、今月下旬に経営側の春闘の方針を正式に発表することにしています。