俳優ソン・ジチャン「テスラ・モデルX急発進、自律走行欠陥の疑い」(1)

俳優ソン・ジチャン「テスラ・モデルX急発進、自律走行欠陥の疑い」(1)

2017年01月06日09時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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ソン・ジチャン氏
  米国在住の俳優兼事業家ソン・ジチャン氏(47)が「テスラ電気自動車の急発進により被害を受けた」とし、米国電気自動車メーカーのテスラを相手に昨年12月30日(現地時間)に米連邦裁判所カリフォルニア支部に訴訟を起こした。最近米国中央日報が入手した訴状全文によるとソン氏はテスラ自動車の欠陥の可能性を提起して自律走行技術自体の安全性に疑問を呈した。また、裁判所に「潜在的被害者が多いため集団訴訟と認定してほしい」と要請した。

  ソン氏によると事故は昨年9月10日午後8時頃にカリフォルニア州オレンジカウンティの自宅ガレージに入る時に発生した。ソン氏と息子が乗車していたテスラの最先端スポーツユーティリティー車(SUV)「モデルX」が車庫のドアが開いた後に急発進してリビングの壁を突き破った。事故の後ソン氏はテスラ側に被害補償を要求したがテスラは「自社調査の結果、車両自体に欠陥はなく、運転者であったソン氏が加速ペダルを100%まで踏んだため発生した結果だった」と対抗した。

  計48ページにわたる訴状でソン氏側は「モデルX」の車両欠陥の可能性を提起した。特に自律走行時事故を防ぐために前方衝突警告と自動急ブレーキなど二重安全装置が装着されているにもかかわらず今回の事故で作動しなかったことを問題にした。すなわち、前方の障害物を避けられない場合は急ブレーキがかからなければならないが、「モデルX」は例外的に運転者が加速ペダルを100%まで踏めば急ブレーキ装置が解除されるように設定されている。ソン氏主張のように今回の事故が急発進だった場合、このような「急ブレーキ装置解除」が致命的危険を招くことになる。

俳優ソン・ジチャン「テスラ・モデルX急発進、自律走行欠陥の疑い」(2)
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