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俳優ソン・ジチャン「テスラ・モデルX急発進、自律走行欠陥の疑い」(1)
2017年01月06日09時25分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
ソン・ジチャン氏 |
ソン氏によると事故は昨年9月10日午後8時頃にカリフォルニア州オレンジカウンティの自宅ガレージに入る時に発生した。ソン氏と息子が乗車していたテスラの最先端スポーツユーティリティー車(SUV)「モデルX」が車庫のドアが開いた後に急発進してリビングの壁を突き破った。事故の後ソン氏はテスラ側に被害補償を要求したがテスラは「自社調査の結果、車両自体に欠陥はなく、運転者であったソン氏が加速ペダルを100%まで踏んだため発生した結果だった」と対抗した。
計48ページにわたる訴状でソン氏側は「モデルX」の車両欠陥の可能性を提起した。特に自律走行時事故を防ぐために前方衝突警告と自動急ブレーキなど二重安全装置が装着されているにもかかわらず今回の事故で作動しなかったことを問題にした。すなわち、前方の障害物を避けられない場合は急ブレーキがかからなければならないが、「モデルX」は例外的に運転者が加速ペダルを100%まで踏めば急ブレーキ装置が解除されるように設定されている。ソン氏主張のように今回の事故が急発進だった場合、このような「急ブレーキ装置解除」が致命的危険を招くことになる。
俳優ソン・ジチャン「テスラ・モデルX急発進、自律走行欠陥の疑い」(2)