香港の人民元金利が高騰 中国当局が介入か
中国の通貨・人民元のうち、中国本土以外で流通するいわゆるオフショア人民元の香港での金利が、6日、過去最高に近い水準まで高騰し、市場では、中国当局が行き過ぎた人民元安を食い止めようと元を買う介入を強め、流通する元の量が大幅に減ったためと見られています。
中国の通貨・人民元は、国境を越えた取り引きに多くの規制があるため、中国本土以外ではいわゆるオフショア人民元として別の市場で取り引きされています。
主要な市場の香港では、銀行どうしがお金を貸し借りする際のオフショア人民元の代表的な金利が年明けから高騰を続けていて、翌日物は5日、38.335%をつけ、6日は61.333%まで上昇しました。中国メディアは、過去最高だった去年1月の66%に次ぐ高い水準だと伝えています。
市場では、中国当局が行き過ぎた人民元安を食い止めようと、元買いドル売りの介入を強め、流通する元の量が大幅に減ったためと見られています。
中国本土でも、人民元の1日の取り引きの目安となる基準値が6日朝はドルに対して5日より0.9%余り引き上げられていて、市場関係者は「中国当局は元安の進行を食い止めるため、これまでより強い姿勢を示そうとしているのではないか」と話しています。
主要な市場の香港では、銀行どうしがお金を貸し借りする際のオフショア人民元の代表的な金利が年明けから高騰を続けていて、翌日物は5日、38.335%をつけ、6日は61.333%まで上昇しました。中国メディアは、過去最高だった去年1月の66%に次ぐ高い水準だと伝えています。
市場では、中国当局が行き過ぎた人民元安を食い止めようと、元買いドル売りの介入を強め、流通する元の量が大幅に減ったためと見られています。
中国本土でも、人民元の1日の取り引きの目安となる基準値が6日朝はドルに対して5日より0.9%余り引き上げられていて、市場関係者は「中国当局は元安の進行を食い止めるため、これまでより強い姿勢を示そうとしているのではないか」と話しています。