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こんにちは。えたばりゅです(^^)
今回は、あの恐ろしい病気。腫瘍、つまりガンのことについてご紹介したいと思います。身近であってほしくない病気の一つですが、私えたばりゅの母方の爺ちゃんも私が小学生の頃このガンで亡くなり、親父も約10年前に胃がんで胃を全摘し、現在胃がなかったりします。
幸い親父の方は現在再発もなく、ピンピンしておりますが^^;
そして、友人の旦那様もガンをご経験なさったようですが、昨年末のCTを含めた入念な検査でも、めでたく再発もなく、何も見つからなかったようで、本当によかったと思います(^^)

そんな恐ろしいガン。やはり、様々な方がブログなどで予防法などをご紹介されています。ですので、当ブログではその特性を生かし、主にペットや動物たちとガンの関連性についてご紹介したいと思います。

ガン


ガンは、ガン細胞からなるいわば、異常な細胞の塊です。元々は私たちの細胞なのですが、それが様々な要因で、細胞が傷つけられガン細胞へと変貌します。そして、正常な細胞は、私たちの体の状況に応じ、増殖したり増殖にブレーキを掛けたりしますが、ガン細胞はそのブレーキがなく、私たちの体の状況や周りの組織の状況などフル無視でどんどん増えていきます。

そして、ガンも細胞という特性上、やはり栄養源を必要とします。なのでまずガン細胞は、特有のホルモンを分泌し、周囲の毛細血管に自身のところに栄養源を供給するよう要求を出します。その要求を受けた毛細血管が、新しい血管を作りガン細胞に栄養を供給するというわけです。そして、この時点で血管とつながりますので体の各部位へと転移が可能になるというシステムです。

そして、体の中の大事な組織を圧迫したり壊したりしていきます。そして、細胞が傷つけられガン細胞化する具体的な要因は、ストレスや食べ物から同時に発がん性物質を摂取し、それが蓄積されて起こったりとその要因は様々です。

このような恐ろしいガン細胞。ところが、この恐ろしい病気に全くかからない生き物が実はいるんです。

ガンにかからない生き物達。

単一細胞生物


こちらは、なんとなく予想ができたのではないでしょうか。先ほどご紹介した通り、ガンのメカニズムはまず正常な細胞が傷付き、その細胞がどんどん増殖することで引き起こされます。単一細胞、つまり一つの細胞で活動している場合、細胞の増殖は別の個体の誕生を意味します。そしてなにより、単一細胞にとって、その細胞が傷付くという事は自身の死を意味します。

ですので、単細胞生物にはガンの概念というものは存在しません。
では、やはり単一細胞生物でないとガンにかかってしまうのか。いえ、いるんですよ多細胞生物と呼ばれる生き物にも。ガンにかからない生き物がいるんです。しかもそれは、われらが哺乳類の仲間。

ハダカデバネズミ(野生個体)

本当に動物名の日本語って・・・^^;
何ともかわいそうな名前の持ち主ですが、それは外見をご存知の方は知っておられると思いますが、この名前の通りの外見をしています。


ほら。文字通り、毛がなくすんごい出っ歯です^^;
そんな、お顔は正直ぶちゃいくなハダカデバネズミですが、自身が持つ遺伝子でガンを抑制していると考えられております。その遺伝子は、ある程度の大きさに達した細胞にそれ以上の増殖をさせないような働きを持っています。

また、もう一つの説として、このハダカデバネズミが有している大量のヒアルロン酸が関係しているという説もあるようです。

そして、ガンにかかることが皆無。という事ではないようですが、そのガンに対する防護壁はかなり優秀でガンになりにくい種も存在します。

ガンにかかりにくい生き物達

野生動物


また・・・そんなざっくばらんな。前回の縁起の良い生き物、鳥類に続いてのざっくばらんシリーズですが、自然下で暮らす野生動物たちは非常にガンにかかりにくいようです。もちろんすべての野生動物を検査したわけではないと思うのですが、野生動物たちはほぼガンにはかからないようです。

でも、私達人間やペットはガンにかかる。この違いは何なのでしょうかね。ガンが人間だけに発生する特有の病気ならわかるのですが、ペットたちも実際にガンにはかかります。
では、私達やペットと野生動物たちの決定的違いは・・・
それは、ご想像の通り食物に大きな関係がありそうです。

野生動物たちにガンが非常に発生しにくいわけ


それは、食物とその摂取の仕方に大きな理由があります。野生動物たちは栄養を補給するとき、必ず ”生” で食しますよね。草食動物たちは木々や生えている草花をダイレクトに。そして、捕食動物たちもとらえた獲物をそのままダイレクトに食します。決して火であぶったり加熱したりしないですよね。


ですので、本来の栄養をそのままの状態で摂取できているという事です。ビタミンをはじめ、人が必要な酵素やミネラルの中には加熱されることによって破壊されてしまう酵素も多数存在します。ですので、人間は加熱殺菌という代償として必要な栄養源を減らした状態で、食物を摂取していることになります。

また、人が食べるものって大体、添加物。着色料。保存料。はいってますよね。野生動物が食べるものはこれらのものも皆無です。

これが、私達やペットにガンが多くて野生動物たちにはほぼガンが見られない理由だと言われています。やはり、普段からの食生活は非常に大事だという事がわかりますよね。ペットたちも人用の添加物バッチバチに入ったものを、ヒトから分け与えられたり、ペットフード自体も加熱殺菌されたものがほとんどで、先ほどの添加物、着色料、保存料。ベットリ入っています。これは、ガンを発生させてもおかしくないですよね。


ちなみに、野生動物には肥満というものもありません。それは、エネルギーを摂取するためにエネルギーを消費し、必要な分だけを食べるから。決して過剰摂取はしないんですね。

しかし、この野生動物たちも人間下の飼育個体になったとたん、ガンが発生するようになります。先ほどの哺乳類のホープ。ハダカデバネズミさん然り。ですので、その種類がガンを発生させないという事ではないようです。もちろん肥満個体もおります。

また、自然と人間が暮らす環境の垣根が低くなっており、いわゆる野生動物たちの中にも比較的人里近辺で暮らしているものは、人が普段食べている食物を摂取している個体も当然います。ですので、もしかすると近い将来はたとえ野生動物でもガンが発生するようになってしまうかもしれませんね。

サメ


サメの軟骨成分や、肝臓に豊富に含まれているスクアミンという物質が非常に関係しているようで、こちらスクアミンという物質、先ほどガンの発生・成長のメカニズムで冒頭にも紹介した、がん細胞が毛細血管に対して出す要求を遮断する働きがあるそうなんです。ですので、サメの体で仮にがん細胞が発生しても、栄養を供給する毛細血管にうまく要求が伝わらず、ガン細胞が栄養を摂取できずに死んでしまうようです。ただ、以前はサメはガンにかからない。とされておりましたが(確かサメ映画のディープブルーでも同じような言い回しがあったような・・・)最近の研究でサメにもガンは発症することがわかってきているようです。

そんなガン。治療でも投薬でハイ完治。というわけには当然いかず、その治療には一般的に抗ガン剤を使用します。ただ、この抗がん剤。ご存知の通り、副作用が激しい薬としても知られており、患者の体にかなりの負担を強いる事にもなります。ですが、現在このガン治療に非常に有効な治療法が出来ようとしているようです。

リンパ球培養法


私たちの体にも、ガンや外部からのウィルスと戦い滅する機能は当然備わっています。その役割を果たしてくれるのがリンパ球という存在。
そのリンパ球培養という治療法は体に備わっているガンやウィルスと戦ってくれるこのリンパ球を患者の血中から採取し、その弱ってしまった細胞を活性化し約1000倍にまで増殖させて、再び患者の体内に戻すという治療法です。

もとは、自分の体内にあったものなので拒絶反応というも存在しません。そしてなによりも嬉しい点は、抗がん剤と違って副作用というものがほぼないということです。そして、発生個所問わず、ほとんどのがん細胞に効果が望める治療法。

そして、すでに実用化はされており、このリンパ球培養法という治療法は人間のみならず、ペットたちにも適用されてきています。この治療法を施した進行性悪性腫瘍で転移も数か所見受けられた腫瘍が姿を消した事例もあり、非常に有効性の高い治療法と言えます。

やはり抗がん剤。使用しなくて済むのならばこれほどすばらしい治療法はないのではないでしょうか。現在ガン治療で主流である抗がん剤治療はもちろん人間だけでなく、ペットたちの体にも相当量の負担を強いることになります。

ただ、このリンパ球培養法も現在のところ、画期的な治療法には変わりはないのですが、まだ課題と呼ぶべきものが残されている治療法のようです。

リンパ球培養法その課題

その1.費用

まだ生まれてそんなに時間が経過していない治療法。その例にもれず、現在は保険適用外の治療法です。ですので、この治療法を施すにはかなり費用が掛かるという事。いわば、最先端治療のようなもの。もちろん、これはペットも同じくでその費用は保険適用外になっています。

その2.抗がん剤

この治療法は、リンパ球を人工的に活性化、培養するのですが、それまでに抗がん剤治療を施しているとこの培養がしっかりと行えないこともあり、結果この治療法を施すことが出来ないこともあります。

その3.利便性

もう一つの課題として、まだそんなに広く知れ渡っている治療法でないこと。よってこの治療法を受けられる動物病院はおそらく、まだ数えるほどしかないと思います。もっと研究が進み、その治療技術が進歩、発展してくれば抗がん剤のように比較的多くの動物病院で治療が可能になるのではないでしょうか。

このように現状としてはその治療費用がかなり高額になったり、安定培養できず、その治療自体が受けることが難しかったりと今のところ若干安定性には欠けますが、もっと研究が進歩し、近い将来抗がん剤に代わる、ガンに対するかなり有効な治療法になるのでは。と思っております。

それにしても、医学・獣医学の進歩は本当に目覚ましいものですね。
まだ、課題の多い治療法ではありますが、この治療法が量産化されれば、もちろん保険適用になる可能性も高まりますよね。本当に画期的ガンの治療法になると思います(^^)

ガンと聞いて、涙を流す方も少なるなるのではないでしょうか。
そのご家族様も、もちろんご本人様。そして、ペットたちも。

ここは、是非とも頑張ってほしいところですね。

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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名前:えたばりゅ

年齢:犬で言うと8~9歳

とある民間のアニマルシェルターに勤務。生息地は神戸。愛する内弁慶野郎、ミニチュアダックスと共に暮らす。動物・自然と人とのWINWINな関係を心より望み、活動する。
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