ばあちゃんが、人生とおカネの先生  島田洋七さん

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2012/7/4 7:00
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──講演では「おばあちゃん」だけでなく、政治や経済の話題も多いそうですね。

 新聞をスポーツ紙も含めて6~7紙、毎日読んでます。まず日経読んで、講演の移動が多いから、新幹線、飛行機の中で4紙ぐらい読む。新聞はやっぱおもろいよね。社会科の勉強みたいなもんや。インドで何がとれるとか、ウズベキスタンとか聞いたこともないような国に、こんな資源があんのとか。日本は地下資源、何もないもんね。その代わり、人間の頭脳という資源は持っている。この国はそれを生かしていく。それしかないね。

──夢は働き続けることだと著書にも。

 働くこともそうですし、63歳ぐらいからは今までやったことないことをやりたい。何でもいい、スキーでもいいし、空手を習いに行くとか。ずっと芸人で来てるから、酒とねえちゃんばっかりでしょう。この辺でちょっとまじめになって、剣道と空手とかね。そういうのをやってみたい。

■田んぼの四季の移ろいは絵画よりも美しい

──生活の拠点を佐賀に移されました。地方生活の魅力とは。

 窓から田んぼが見える。その風景が毎月変わってくる。水張った、田植えや、伸びたなあ、そのうち黄金色の稲穂の海や。5億円のゴッホの絵を買って、毎日ながめていたところで、一生変わりまへんで。家の2階から見える風景は絵画より美しく、それがどんどん変わる。ぜいたくですって。

 それに田舎は食べ物が安くてうまい。寿司の値段は倍違うね。それで倍うまい。だから4倍違う。東京ではもう寿司食わんようになった。

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