画像出典元 https://i.ytimg.com/
福島県で発見された縄文人の遺骨に関して、国立遺伝学研究所などがゲノム解析を進めていましたが、その論文が専門誌に発表されています。
その結果によりますと、縄文人のDNAの特徴がアジア人とは大きく異なっていたとのことです。
現代の日本人のDNAと比べても、アイヌの人たちは縄文人に近く、東京の人たちは縄文人とアジア人のDNAが混ざり合ったものと考えられるそうです。
では古代縄文人は、一体どこから日本にやってきたのでしょうか?
縄文人のDNAの特徴を世界各地の人たちと比べてみると、チベット人及び中近東地域の人たちのDNAと共通点があるとの事でした。
縄文人のDNAを受け継いでいる現代日本人のDNAも、当然ながらそれらの地域の人たちのDNAとよく似た特徴があり、日本人は中近東地域から来たのではと言う説が有力だそうです。
日本以外で同じタイプのY染色体を持っているのは世界で2ヶ所しかない
中近東地域の人たちのDNAが縄文人のDNAに近い
日本人のY染色体はDタイプで、パレスチナから地中海地域はそのDタイプから枝分かれしたと見られるEタイプ。
そこから日本人とパレスチナ地域の人たちのルーツが同じなのではないかと類推されるそうです。
いかがでしたか?
実は稲作からも日本人と朝鮮半島のつながりが疑問視されていました。日本の稲は朝鮮半島の稲とはタイプが異なるため、朝鮮半島を経由せず稲が到来したと言う説です。この話からすれば、縄文人が日本にやってきたルートがまさに稲の伝来ルートなのでしょうね。
同じような話の中で日本人とユダヤ人のルーツが同じと言う話があります。
今回のDNA解析結果からすれば、どちらもルーツがパレスチナ地域と言うことになり、ユダヤ人との関連性も当然のこととなるのではないでしょうか?
今後ゲノム解析がどんどん進んでいけば、日本人の起源がもっと詳しくわかるかもしれませんね。