防衛省は5日、中国軍のフリゲート艦2隻と補給艦1隻が同日午前4時頃、青森県沖約80キロの太平洋上を北進しているのを確認したと発表した。

 3隻は、その後、津軽海峡を通過して日本海側に抜けた。領海侵入はなかった。

 同省によると、いずれも昨年10月、東シナ海から鹿児島県沖の大隅海峡を通って太平洋に出た艦艇で、訓練などから戻ってきた可能性が高い。中国軍の艦艇を巡っては、同12月、空母「遼寧」が沖縄本島と宮古島の間を抜けて初めて太平洋に進出するなど、太平洋での動きを活発化させており、同省で動向を注視している。