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封神演義語りまだ終わってない

全体公開 2017-01-06 15:04:28 46views

その2
王天君と元始天尊と影の薄い通天教主


さて、前回私は歴史を再現しようとしている3人(とはじめの人たち)について語りました。

なんであの3人が一緒だったかって、正解の歴史を確実に知っているであろう3人であり、かつその実行を着実にこなすであろう人物だからです。
中でも妲己と伏儀は陣営は違えど限りなく近い位置にいるのですよね。納得のヒロイン。

以降の考察には前述の3名は歴史の正解を知っており、それをたどるための行動を確実に行う人物である。という前提が付加されます。


今回は歴史の正解を、知っていたかどうかあんまり確信が持てない人たち。だけども女禍の存在に気づいていた人たちについて考えてみようと思うのです。

元始天尊
行動目的:歴史の道標、女禍からの開放
小目標:女禍にさとられずに歴史の転換点を作れ
小目標2:封神台の真の使い方を女禍に悟らせるな

謎多きクソジジイ。その行動はどう考えても外道……かと思いきや、多分彼の行動はほぼ伏儀の指示のもと行われたのでしょうかね。
アニメでは正反対の立場で支配的、かつ支配を受け入れている男だったので、漫画の元始天尊がアニメ見たら怒るんじゃないでしょうか。

女禍や聞仲への態度から支配や相手の選択肢を縛る形の過剰な保護を嫌っているのが読み取れます。例え非保護者がそれに幸せを感じていても嫌だと明言していおり。最終戦の伏儀と女禍の間でも同様の会話が見られます。似てるんでしょうね思考回路。
彼がどうしてそれを憎むかは言及されてませんが、伏儀と同じくなんとなく腹立つて感情の原因としては十分です。

おそらく全部知ってて、でも誰にも話せなくて、更に自分にその話を持ちかけた人物が、本当のことを話せって詰め寄ってくるというわけのわからん状況にいるのが彼なのです。実は一番作中で神経をすり減らしていたのではないでしょうか。
元始天尊が性悪っぽいのはあくまで、申公豹の完成していない推理や王天君の不完全な記憶の中の話で、彼自身はそんなにブラックではないんですよねブラックっぽい立ち振舞をしては居ますけど。

風評被害その1
「あんたは知ってたはずだよなあ、なんせ俺の魂魄を分裂させたのはあんただからな」
これこの段階では王天君1と2を分裂させたことを言っているように見えるけれど、1と2(あと3)に分割したのは妲己なので、これは王天君と太公望の分割のことを言っているんでしょうか?でもそれだと生きていることを知ってたと言うのは少し違う気も……。王天君は魂分断されて記憶が混濁していいる可能性大。
あと自分より遥かに強い協力者の魂を彼の一存で分断するわけはないので、多分伏儀は了承済み。

風評被害その2
「黒幕はあのクソジジイよ」「クソジジイに切り捨てられ…」
王天君は記憶が戻ったらクソジジイにゴメンナサイしましょう。

風評被害その3
「何も知らない一道士を使った。封神計画を。」
何も知らないですが無関係ではないですね。

風評被害その4
「聞仲による被害を除けば全てあのしたたかな老人の計画通り。」
被害も含めて計画通り。これは申公豹の推理ミスですね。

申公豹と王天君は訴えられたら負けるレベルに名誉を既存してはおりませんか。


さて話を戻しますが、基本的に元始天尊の行動も最後まで読めば基本的に疑問はありません。
金鰲島を信用せず自分たちだけで計画を進めているのはちょっと酷いと言えば酷いですが、仙界大戦は確定イベントでしょうし、通天教主が妲己の手の内にさっさと落ちてしまったことを思えばナイス判断なのかもしれません。もっと重要なコマが妲己の手元に行ってましたが……。
妲己が女禍の完全な味方ではないので、通天や王奕の口から計画が漏れても彼女が上手く動くので実は計画に支障はそこまで出ないでしょうが、これは結果論ですね。

王奕と言えば、王奕⇔楊戩のトレードは実質元始天尊の一人勝ち状態だなと思っています。(これに伏儀を足しても可)
楊戩ゲットはそれなりに大きな成果ですが、むしろこっちはおまけで、ここの本質は封神計画の実行者たる王奕を金鰲島に送り込めたことにあるんじゃないでしょうか。
申公豹の発言通り仙界大戦が既定路線であったなら、それを伏儀が知らないはずはなく、そして元始天尊も知らないはずはないのです。
双方に同じ目的を持つものがいれば仙界大戦の達成率は上がること間違いなしですからね。(勝率じゃなく達成率と書いたのは仙界大戦は勝者なしの仙人界滅亡が達成条件と思われるからです。)

元始天尊にとって一番怖いのは「歴史再現を失敗し、女禍にたどり着けないこと」です。
たどり着きさえすれば、封神台に貯めてた魂で元気玉が出来ますからね。そこまでの過程でどれだけ被害が出てもパーティ全滅さえしなければ挽回が効きます。
さらに言えば太公望すら生きている必要はないのかもしれません。太公望の魂魄は死体にぶち込めば再生するのは実証済みですから。(妲己の乗り移りの術の強化バージョンなんですかね?妲己の魂に適合する人間はレアなようですが、伏儀の魂は呂望や妖怪ベースの肉体に入れられても特に問題ない様子。しかも3つ分。始祖は同化ができるようですからその特性なのかもしれません。)
趙公明戦で余裕かましてたのはこのせいなんじゃないでしょうか。

ちょっと擁護してあげたかったんですが、見直したら割りとクソジジイでした。王天君は正しい。

ちょい中間まとめ
仙界大戦+仙界滅亡は確定イベント
根拠
・女禍年表で周以降神様はおらん時代
・消化すべきイベントを知っている妲己(及び王天君)の動向
・太公望(伏儀代理)が積極的に仙人界を落とすべく動いている
・申公豹の推理
※太公望と王天君の行動は伏儀の目的に反することはないものと仮定する。


王天君
行動目的(真):封神計画の達成
行動目的(偽):復讐、及び妲己のサポート
作中元始天尊以上に言っていることがコロコロ変わります。設定変更の被害なのか、別の王天君アピールなのか。個人的にはこれ両方なんじゃないかと思っています。

設定変更による矛盾
幼子の頃に父も知らない楊戩が崑崙へやってきた設定からある程度育った楊戩がやってきた設定にシフトしています。ここの際に意味はないので単にミスかと、ここに関して考察はしません。

金鰲島は基本的に妖怪を受け付けないと通天教主が述べているのに、教主自身が聞仲を過去に勧誘している設定の矛盾。(鄧蝉玉も人間)
これは設定ミスの可能性もありますが、妲己に壊された結果思い込まされた設定の可能性も無きにしもあらず。牢に閉じ込められてるのに妲己とともに通天を廃人に追い込むことはできるはずもないので、行動の自由はあったのかもしれません。妲己が絡め手から攻めていることを考えると妲己単品で籠絡したわけでも無いと思う。あと、3大仙人会議の通天さんが結構いい人そうというか、楊戩の親父らしく妙に素直そうでなんか酷いことしなそうなきがするのです。

聞仲相手に黄飛虎を使うことをあんたも思いついていたはず的なセリフ。
このアイディアは妲己ママから聞き出してるので、王天君が思いついてるわけではないはず。見栄張

「では武成王も12仙もわしが殺したというのか!わしは……。」
玉鼎以外の12仙の殺害に王天君は噛んでいません。こりゃ太公望のセリフですが、なぜか王天君のせいになっています。さらになぜか王天君も認めています。二人で真面目にボケている。


別人アピール
これは3番めの王天君が言ってましたね。1人目は楊戩を、2人目は元始天尊を、3人目は太公望を憎んでいる。と
同じ魂魄から分離しても環境によって性格が異なるのは太公望と王天君で証明されているので、王天君同士でも微妙に性格や知識に違いがあるのでしょう。中でも1は少し小物っぽい性格してますよね。これはまあまあ

封神計画の裏の実行者という設定が終盤でちょこんと生えます。そもそも彼は太公望と違って記憶が消えるような事は何もしていないはずなのに、自分が始祖であることを忘れています。
更にあんなに執着していた楊戩への憎しみを勘違いだったとサラッと流す始末。(余談ですが封神計画の影の執行者であることを考えると、楊戩との交換は渡りに船の可能性が高く、完全に八つ当たりではないかと思います)

フジリュー先生にミスがないという前提で考えると王天君の記憶(あと楊戩もすこし)は盛大に矛盾しているというか、穴ぼこだらけであるという結論が出ます。ただ、はっきり壊れていると明言されているキャラクターなので記憶の混濁はむしろありだと思うので、フジリュー先生の生み出した矛盾もろとも彼に飲み込んでもらうのが実は一番いいのかも。

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MUGENでのっそり女体化なう。最近は楊戩変態化絶対殺すマン。変態扱いマンは基本ブロックしてます。成人済  https://t.co/gRS0kCDNpD
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