保育や子育てをしているとついつい子どもに対して口うるさくなってしまいますよね。
毎回毎回同じことを注意してしまったり、セリフのようになってしまったり。
その気持ちよーく分かりますが、実は叱られている子ども自身がどうして良いかわからないから行動に移せない場合もあるんです。
私は保育士をしていて子どもに行動を促す時(子どもに注意するとき)にはなるべく具体的に伝えることを大切にしています。
子どもに対して、「しっかり挨拶しなさい」「きちんと片付けてね」「宿題ちゃんとやるんだよ」と話しているときはないですか?よく使ってしまいがちですがこれらの言葉 《しっかり きちんと ちゃんと 》はとても曖昧で、大人が意図する姿が子どもに伝わりづらいです。
子どもはまだまだ経験が浅くイメージがつかないので「しっかりってどういうこと?」「きちんとってどうすれば良いの?」「ちゃんとって、僕なりにちゃんとやったつもりなんだけどなあ」と内心思っているかもしれませんね。
子どもに教えるときはできるだけ丁寧に具体的に教えてあげましょう。(((o(*゚▽゚*)o)))
実はそれ伝わってないかも?言葉掛けの変換をしよう!
例えば挨拶。挨拶をしない子どもに対しての「しっかり挨拶しようね。」
これを具体的に言い換えると、「相手の顔をみて大きな声でこんにちはって言おうね。」
大人が言いたいことはつまりこれなんですが、言葉にしてみるとすごく分かりやすいですよね。
つぎに良くあるのが「きちんとお片づけしなさい。」
これを具体的に言い換えると、「床に落ちてるおもちゃを元の場所にしまってね。ミニカーや救急車は車の箱にまとめて入れてね。揃えてしまえると気持ちがいいね。」
お片づけは特に子どもが苦手とする分野です。あらかじめ玩具を分類して元の場所に返しやすい環境を整えましょう。返す場所や定位置に戻すのがお片づけです。玩具のしまう場所や仕分け方を丁寧に教えてあげると片付け上手な子どもになります。ペンはペン立て塗り絵の紙はクリアファイルの中、クリアファイルは机の本棚といった感じです。順序を追って片付けられるようにしましょう。子どもは覚えること得意なので、ここはココ!とすぐに理解できますよ。
使ったら返す、を習慣づけて片付けが出来たらその都度大いに褒めてあげましょうね♡
小学生や中学生など大きくなってよく聞く「ちゃんと宿題やってね。」
これを具体的に言い換えると、「時間がかかってもいいから問題をじっくり読んで考えようね。丁寧な字で書いてね。答え合わせの丸つけまでしておいてね。お母さんも後で確かめるよ。」
子どもはあせって走り書きをしたり問題を飛ばしたりしてしまいがちです。自分なりに考えてまあいいか、となることも多いですね。
最後のお母さんも後で確かめるよ と言う言葉も結構ポイントです。(怒り風で言ってははいけませんよ!笑)
保育士やお母さんのイメージするきちんと、とはどんなものかお保育士や母さんが自信考え言葉にして伝えられるとGOOD ◎です!
子どもが変わる前にまず保育者が・お母さんが変わってみましょう。
ちょっとした言葉掛けの工夫で子どもの行動が見違えるかもしれません。
おすすめカレンダー
スクエア くまのがっこう カレンダー 2017 壁掛け ピンク KCA-1