去年からずいぶん酒の量を減らしていることもあって、宴会にいっても酔っ払わない程度の量しか飲まなく(飲めなく)なったぶん、宴会を客観的に見られるようになったのかもしれませんが。

 私、下ネタにはあんまりノリが良くないんですよ。あ、下ネタといっても、うんことかは大好きですが、性的描写のほうです。マジで駄目。ほんと駄目。昔から駄目なんで、いまでも駄目ってだけですが。以前は、盛大に酔っ払っていたので下ネタ合戦になっても飲んでりゃやり過ごせていたんですけれども、あんまり酔ってないので辛い。

 だけど、容赦なく下ネタ振ってくる偉い人たち。 60代超えて、今夜も夜はお盛んですねみたいな合いの手をされてもノリようがありません。テレビのタレントさんネタから身近な人の離婚話まで。辛い。

 ある種、下ネタに絡めれば深刻な話も免罪符になると思っているのかもしれない。「少子化問題?  やんないからだよ」みたいな。酒の席とはいえ、話に乗る気持ちにすらなれない。年末の慌ただしい中を無理くり調整して顔だけでも出そうと思ってこれかとか、新年挨拶回りは梯子もやむなしと割り切っても行った先がこれとか。辛いんですよ。

 別に上品にしろってわけじゃありません。飯がまずくなるような、うんことかクソとか下痢便とかいう比喩は大好きです。むしろ積極的に使っていきたい。臨席する女性が全力で別次元にドン引きしていても、言いたいことを言えるのは大事だ。汚物が飛び交ってこその世の中です。

 しかし、性的なネタはよろしくない。そう思うわけです。女性を前にして「出世の秘訣は枕だろ枕」と言い放つ根性も凄いけど、明らかに乗っかってくる女性とそうでない女性を分別している。酔っ払っているように見せて、そういうところだけ老練の人物鑑定眼が銀縁メガネの中で光ったりするのを見ると、世の中のクソさを感じます。

 そういうわけで、来週一週間はどうしても新年会モードにならざるを得ないんですが、付き合いが悪くなっているようでしたらそういうことですので申し訳ございません。

 本年もよろしくお願い申し上げます。

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