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関 日本刀打ち初め式
01月03日 10時25分
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刃物の産地として知られる岐阜県関市で、新春恒例の日本刀の打ち初め式が行われました。
鎌倉時代から刃物の生産が盛んな関市では、毎年正月2日に1年の作業の無事を祈って、打ち初め式が行われています。
関鍛冶伝承館で行われた2日の打ち初め式には、白装束と烏帽子を身につけた9人の刀匠が集まりました。そして、火床と呼ばれる釜に火を入れると約1300度になるまで鋼を熱し、「つち」でたたいて不純物を取り除く、折り返し鍛錬にとりかかりました。
鋼につちが力強く打ち下ろされるたびに甲高い音が鳴り響き、訪れた人たちは歓声を上げたり、カメラで撮影したりしながら、700年以上続く伝統の技に見入っていました。
岐阜県坂祝町から家族と訪れた40代の女性は「初めて見ましたが、とても神聖で心のこもった打ち初めで感動しました」と話していました。
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