首相 米副大統領に「慰安婦問題の日韓合意履行が重要」

首相 米副大統領に「慰安婦問題の日韓合意履行が重要」
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安倍総理大臣は、アメリカのバイデン副大統領と電話で会談し、慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意について、バイデン副大統領が、アメリカ政府として支持しており着実な履行に期待を示したのに対し、安倍総理大臣は、日韓両政府が合意を着実に履行していくことが重要だという認識を伝えました。
この中で、バイデン副大統領は、おととし12月の慰安婦問題をめぐる日韓両政府の合意について、「アメリカ政府として合意を支持しており、双方によって着実に履行されることを強く期待する」と述べました。

これに対し、安倍総理大臣は「日韓両政府が責任を持って実施していくことが引き続き重要であり、これに逆行することは建設的ではない」と述べ、関係強化に向けて、日韓両政府が合意を着実に履行していくことが重要だという認識を伝えました。

また安倍総理大臣は、バイデン副大統領が今月20日、任期を終えることを踏まえ、「この4年間、日米同盟は幅広い分野で協力を深め、かつてないほど強固な『希望の同盟』となった。背景にはバイデン副大統領のような強力な理解者の存在があったことを忘れない」と述べ、謝意を伝えました。

これに対し、バイデン副大統領は「先月の真珠湾での安倍総理大臣のステートメントは、和解とは何かを示すものだった。安倍総理大臣は地域が必要としているリーダーシップを提供しており感謝したい」と応じました。