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米ディズニーに大型プロジェクター提供

 パナソニックは5日(米国時間4日)、米娯楽メディア大手のウォルト・ディズニーと映像分野で提携すると発表した。建物に巨大な映像を映し出すプロジェクションマッピング用のプロジェクターを、米国の2カ所のテーマパークに提供する。パナソニックは、世界的な知名度のあるディズニーと組むことでブランド力を高め、収益拡大につなげる。

     両社は昨年末に契約を結んだ。パナソニックは10年間、米フロリダ州のディズニーワールドとカリフォルニア州のディズニーランドにプロジェクターや最新の映像処理技術などを提供する。パナソニックの技術とディズニーのキャラクターを融合させ、「革新的なおとぎ話の世界」(ディズニーのカルロス・カストロ副社長)に入り込んだような演出を目指す。また、パナソニックは今後、北米や中南米でのプロジェクターの宣伝や販売でディズニーのロゴを使える。榎戸康二専務は「何世代にもわたる信頼を獲得することになる」とコメントした。

     パナソニックは、高輝度の大型プロジェクターの市場占有率で3割超を握る世界首位。昨年のリオデジャネイロ五輪では、110台以上の機器を使ってプロジェクションマッピング映像をフィールドに映し出した。出演者の影を目立たせない光の照射や映像の中断を防ぐバックアップ体制など、技術力や信頼性は評価が高い。

     イベントなどで普及が進むプロジェクションマッピングには主に高輝度の大型プロジェクターが使われ、今後も年4%程度の成長が見込まれる。パナソニックは、スポーツスタジアムや劇場などのエンターテインメント関連事業の強化を目指しており、提携をきっかけに世界の他のテーマパークへの機材納入など市場開拓を加速させたい考えだ。【久野洋】

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