コスモスポーツ
世界初の量産ロータリーエンジン(RE)搭載車として1967~72年に1176台が生産された。当初の標準価格は148万円で、当時の給与所得者の平均年収は62万円だった。「宇宙時代にふさわしいエンジンを」との思いが込められ、イタリア語の「Cosmo(宇宙)」から命名。排気量は491㏄×2。前期型(L10A)と、フロントグリルを一新し、18馬力アップの128馬力とし、ホイールベースを15センチ伸ばすなどした後期型(L10B)が68年から生産された。近未来的なフォルムは人気が高く、「帰ってきたウルトラマン」(71~72年)、「エヴァンゲリヲン新劇場版:破」(2009年)にも登場した。