メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

写真、映像など創作物300点を披露

8日から開幕するデビッド・ボウイさんの回顧展で展示されている映像や衣装=東京都品川区の寺田倉庫G1ビルで2017年1月5日、大村健一撮影

8日から東京・品川の寺田倉庫G1ビルで開催

 革新的な楽曲や衣装で人気を博し、昨年1月に69歳で亡くなった英国出身のロック歌手、デビッド・ボウイさんの回顧展「DAVID BOWIE is」が東京都品川区東品川の寺田倉庫G1ビルで開催される。回顧展は、ボウイさんが生きていれば70歳の誕生日だった8日に始まり、4月9日まで。5日には報道陣向け内覧会があった。

 回顧展はこれまで世界9カ国を巡回しており、アジアでの開催は日本が初めて。ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が監修し、音楽だけでなく演劇、ファッションなどさまざまな世界で活躍したボウイさんの写真、映像、ステージ衣装やスケッチなど創作物を約300点、展示している。入り口で一人一人にヘッドホンが手渡され、展示の前に行くとそれぞれの作品にちなんだ楽曲やインタビューの音声が流れる仕組みで、懐かしい歌声を聞きながら鑑賞できる。

 ファッションデザイナーの山本寛斎さんが1970年代前半にデザインした脚の部分が大きく膨らんだ黒いステージ衣装や、愛読していた小説家の故・三島由紀夫さんを描いた肖像など、日本にちなんだ展示も多い。日本開催のみの展示として83年に公開された映画「戦場のメリークリスマス」(大島渚監督)で共演した北野武さん、坂本龍一さんがボウイさんについて語るインタビューの映像も上映している。

 ヴィクトリア&アルバート博物館キュレーターのヴィクトリア・ブロークスさんは「柔軟に物事を考え、異文化に対する関心を持ち、先入観や常識にとらわれることを嫌った彼の哲学を見てほしい。今を生きる私たちにも、大きなメッセージを伝えてくれる」とボウイさんを紹介した。

 チケットは入場日時が指定されており、一般2400円、中高生1200円(前売りは各200円引き)。開場時間は午前10時~午後8時で、金曜のみ午後9時まで。月曜休館(1月9日、3月20・27日、4月3日は開館)。【大村健一/デジタル報道センター】

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 三重・ヤマト運輸 チェーンソー振り回し男を逮捕
  2. 威力業務妨害容疑 「おでんつんつん」撮影の女を書類送検
  3. 佐川急便 荷物たたきつけ動画がネットに 従業員「猛省」
  4. 安倍首相 「共謀罪」に意欲 通常国会で提出か
  5. トランプ氏 トヨタに迫る「米国に工場か、巨額の関税か」

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]