潘基文氏が帰国へ 韓国政府は歓迎行事開催めぐり苦慮

【ソウル聯合ニュース】潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長の帰国歓迎会の開催をめぐり韓国外交部が苦慮している。

 潘氏は韓国次期大統領選の有力候補に目されている。同氏に対する礼遇が議論を巻き起こすのではないかというのが外交部の悩みだ。

 尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は2日、記者団に対し、国連事務総長として国際社会の平和と安定に寄与した潘氏の帰国歓迎会を「何らかの形で行う考えはある」としながらも、誤解を招かないよう行事の形式については検討する必要があると述べ、慎重な態度を示した。

 同部関係者は歓迎会について「開催を検討しているが何も決まっていない。開催することになっても盛大には行われないと予想する」と話している。

 外交部ではなく韓国外交協会による歓迎会も代案として挙がっているようだ。同協会は、民間レベルで外交を支援し、韓国の国際的地位向上や外国との友好関係拡大への寄与を目的とする非営利社団法人だ。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース